昨日は晴れ。今日は晴れ時々曇り。
今朝、モズが電線で地鳴きをしていた。しかし、9月も今日で終わりなのに未だ高鳴きはなく、尻尾フリフリもない。
明日、10月1日は石破内閣が発足。その前の9月27日、自民総裁選で石破茂氏が大方の予想に反して新総裁に選出された。彼はこれまで過去4度の総裁選に出馬するも落選の憂き目にあっている。そして今回が総裁選最後の挑戦と位置付けていた。起死回生の悲願達成であった。
石破氏が総裁選に名乗りを上げた当初は、石破派も解散し、グループの離脱者続出もあって、推薦人20名すら集められないのでないかとの憶測が囁かれていた。
この点今回、総裁選に出馬する意欲があっても、その後、野田聖子氏、斎藤健氏や青山繁晴氏(72)のように、20人の推薦人を集められず辞退する羽目になった例もある。
岸田内閣・政党別世論調査から窺われる「自民総裁選&立民代表選」の行方は? - 諦観ブログ日記(8月18日)
やがて、石破氏は推薦人確保に目途がついたようで、結局は小泉進次郎氏や高市早苗氏共々計9名との間で戦いの火ぶたが切られた。総裁選序盤・中盤の情勢は、小泉氏の下馬評が高く、このままでいけば彼に軍配が上がりそうであった。
次の自民党総裁、小泉氏23%・石破氏18%・高市氏11% 日経世論調査 - 日本経済新聞
ところが、小泉氏は総裁選終盤になって失速し、その代わりに高市早苗氏が頭角を現して、一躍三つ巴の様相を呈して来たのである。
最佳境に入った「立民代表選&自民総裁選」の情勢 - 諦観ブログ日記(9月23日)
つまり、マスコミ調査として、本命馬/小泉氏が失速し、対抗馬/石破氏は堅調の中、穴馬/高市氏がトップへと躍り出さんとしたのである。これには意外であった。
3位転落 小泉進次郎の「誤算」:小倉健一の最新ビジネストレンド|ビジネス+IT
そこで、第2ラウンド最終予想として、とあるマスコミ調査によると、もし小泉and石破or高市なら小泉有利、石破vs高市なら石破やや有利、との見通しさえも立てられる始末であった。つまり、石破氏が勝利するには、小泉氏が脱落して「石破vs高市」に持ち込むしかないということである。
そんな状況の下、9月27日午後に自民総裁の第1ラウンドが行われた。情勢は、議員票の小泉(菅グループ支持)・高市氏(旧・安倍派支持)に対して党員・党友票の石破氏の票の出具合がどうなるかであった。そして、多くの議員票が見込めそうもない石破氏はやや劣勢で、第2ラウンドまで進めない可能性も無きにしも非ずであった。
結果、小泉氏は議員票は最多であったものの、党員・党友票が伸びずに第3位へと転落した。これに対して、高市氏は多くの議員票、そして党員・党友票が石破氏よりも1票と多く、最多を獲得したのである。その瞬間、選挙会場にはどよめきが走った。
そしてその時、おそらく多くの人は、第2ラウンドで高市氏の当選が間違いないと踏んだことであろう。
ところが、何と何と、奇跡とも思える大逆転劇が起こったのである。石破氏が、高市氏よりも、党員票は言うに及ばず、議員票でも多くを獲得したのである。このようなことは後で判ったことか、それとも初めから判っていたかは不明も、小泉票と岸田グループ(林氏、上川氏)票が、石破氏へと流れた模様であった。
稲刈りと自民総裁選 - 諦観ブログ日記(9月27日)
この時まさに、鳥取県出身初の総理大臣誕生への階段を昇り始めたのであった。
なお、山陰地方では、島根県出身の若槻礼次郎氏や竹下登氏に次いで3人目となる。
ここで、まさか石破氏選出と思われる理由に挙げられる事態は、この総裁選の結果を視聴していた、石破氏の奥方「佳子」夫人(68)の尋常でない驚きようからでも窺えよう。
「選ばれるとは思わず」石破新総裁の妻・佳子さん歓喜の涙 |FNNプライムオンライン
また、総裁選後の石破陣営の報告会で、選挙対策本部の事務総長として石破氏当選に尽力した、赤澤亮正財務副大臣(63)の大謙遜ぶりにも、石破氏選出への際どさが看取される(https://www.youtube.com/watch?v=SDcldIUb994ーArk Times)。(*´ω`*)
https://www.youtube.com/watch?v=QkKTME97TIU(ニコニコニュース)
これも、赤澤氏が石破氏の5度の総裁選すべてにわたって、あなたこなたと奮闘した賜物であろうか(https://www.tokyo-np.co.jp/article/351061)。
最後に、トルコのポップグループ「Istanbul Sarkicilari」が歌唱している、次の2曲を紹介して本記事を終える。
❶ 「Bir Rüya Gordüm」(1980年)
https://www.youtube.com/watch?v=vPtgVNnNSns
https://www.youtube.com/watch?v=w9VnJaScIVw(ただし、Elif DoÄÝan歌唱)
❷ 「Masallar」(1980年)