諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

納税確定申告者がひしめく「税務署の風景」

 昨日、今日と快晴。しかし、今朝は霜が降りて少し寒かった。

 

 昨日午前9時半過ぎ、税務署へ確定申告に行った。申告期限が3月15日と迫っていたので、一昨日に申告に行こうとしたが、雨のため諦めた。

 

 前回は税務署傍の道路にびっしりと多数の車が横づけにされていた。今回は3台ぐらいと少なかった。

 なので、時間もあまりかからず、案外早く確定申告が済まされるかと思った。

 ところが、そうではなかった。税務署内は、人でごったがえっていたのだ!

 

 税務署内の確定申告待合室の備品レイアウトも変わっていた。前回までは、焦げ茶色の折り畳みパイプ椅子が50脚ぐらい並べられていたのに、今回は20脚弱と、居酒屋にでもあるような小さな赤色の丸椅子5,6脚が置かれていた。

 粗末な椅子に、長時間座って待たされるのは、如何かな?と思う。

 足腰の悪い人もいるのにね・・・!

 さらに、受付番号札発券機や待合番号表示版も、人混みで待合椅子から見えない場所に備え置かれていた。

 

 毎度のことであるが、8畳ぐらいの狭い待合場所に、納税申告者が、所狭しと詰め掛け、行き場に困る。

 前回に比べ、今回は多少早めに行ったのに、受付番号札は115番であった。しかも、先着順待ち人数番号表示は、70番目ぐらいであった。6割以上の人が立ちっぱなしである。

 今回も又、2時間ぐらいは拘束されるかなと思った。

 しんどいこと!せいぜい1時間ぐらいが限度なのに・・・。

 

 納税確定申告者の中には、赤ちゃんを連れたお母さんら(2組)や、車椅子のおじいさん、そして杖を突いたおばあさんもいた。

 中国の若い女の人(スマホの会話から判断)とか、欧米人の女の人もそれぞれ一人いた。

 ほとんどは、中年以上の顔ぶれで、特に、熟年男女が目立った。いずれも不満顔をしていたようか?また、諦め顔の様子も窺えた。

 

 応対に当たっていたのは、ピンクのブレーカーを着た中年女性係員や、薄緑色のブレーカーを着た強面熟年男性係員であった。

 以前は、ぶっきらぼうな中年男性係員(多分、正職員だと思われる?)も散見されたものの、昨年は親切だった。

 そして、今回も、応対は親切であった。

 

 係員の親切応対要因は、係員がアルバイトだったためか、将又、定年後再延長になった職員だったためか?は不明であるも、昨年話題となり、雲隠れや公文書改竄等疑惑で批判された、「佐川宣寿元国税庁長官」問題の余波があるのかも知れない。

 あるいは、確定申告来訪者の不満顔を察知した上での対処だったのかも知れない。

佐川宣寿・国税庁長官が辞任 森友学園問題で国会答弁【UPDATE】 | ハフポスト

佐川新国税庁長官に世論の怒り 苦情殺到で税務署員困惑?(日刊ゲンダイ) 赤かぶ

 

 それにしても、市役所等で偶に見られる、声を荒げる人が一人もいないのは、魔訶不思議である。皆さん、大人しく従順なのである。長時間待たされているのに・・・!

 一人ぐらいは、声を荒げる人がいても不思議でない状況なのに・・・さて、どうであろう?

 でないと、税務署は、現在の劣悪な納税確定申告状況を、改善しようと思わないものだから。 

 

 それはある意味、多忙な多くの都会人と異なり、辛抱強い多くの田舎人の良さでもあり、又悪さでもあるのかも知れない。

確定申告終了~!税務署への不満イライラ | YUKIの丸見え私生活

 

 いや待てよ!ひよって考えるに・・・ひょっとしたら、電子申告(eーTAⅩ)を事実上強制しようとする目論見があるのかも?

 ・・・もしそうなら、殺伐とした確定申告状況の改善は無理か?

 

 今回は2時間弱で済み、追加徴収分を支払って、昼前に帰れた。

 今思うに、長時間待っている間に、何か本でも読んで気を紛らわせた方が良かったのかも知れない。

 熟年女性の中に、一人、立ったまま本を読んでいる人もいたので・・・。