今日は曇りのち雨。
今日はこれまでと打って変わって、暑さが緩んでいる。燃えるような暑い夏の季節は終わろうとしているのか?
そんな折、猫の額ほどの庭には「彼岸花」ならぬ「ペンタス」が爛漫と咲いていた。
燃えるような「夏花」である。
さて、兵庫県の地方政界に激震が走っている。19日、兵庫県議会は斎藤元彦知事(46)に対して、全会一致(86人全員一致)の不信任案決議を可決した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240917-OYT1T50117/
このような事例は戦後、岐阜県(1976年)、長野県(2002年)、徳島県(2003年)&宮崎県(2006年)を含め5例目と、稀有である。
https://www.asahi.com/articles/ASS9M2S9CS9MOXIE00ZM.html?msockid=06a7b4df2aeb67971235a0f82b39669f
今後、斎藤知事の取るべき措置としては、❶10日以内の解散、❷辞職、❸何もしないままによる10日過ぎての自動失職、❹解散兼辞職、の4択が考えられる。
それでは、当たるも八卦、当たらぬも八卦で、斎藤元彦兵庫県知事の動向を考えてみたい。
早速、結論から言えば、上記❶の可能性が一番高いように思われる(とある兵庫県議員である百条委員会委員の発言)。この場合、議会解散・選挙が実施され、議会の新メンバーによる過半数の不信任案可決で、罷免されることとなる。
というのも、県立大学授業料無償化等の公約略実現の自負、知事の属性としてのプライド(意地)の高さ、地方政治史にその名を刻印、かつお金(報酬+手当)も重要だ(※)と考えているのでないかとの推測からである。
ところで、お金の問題について、知事の報酬が公約どおりに減額されているので、無いとの意見もあるが、それは知事当選に向けてのプロバガンダであるので、「減額=お金に固執せず」は当て嵌まらないように思う。
https://www.fnn.jp/articles/-/760605
※ 例えば、報酬の他に、知事の退職手当は29日まで辞職が1561万7700円、30日付けで失職が1603万9800円、解散・11月の再可決での失職が退職手当1646万1900円+期末手当149万5225円の計1795万7125円である(関西テレビ「newsランナー」2024年9月18日放送)。庶民からすると、この差は大きい。
これに対し、上記❸の採択を指摘する片山善博元鳥取県知事(73)の見解もある。確かに、先例として、田中康夫長野県知事や太田正徳島県知事がこのような措置を採択している。
なお、前者は出直選に出馬して再選も、後者は落選。
しかし、知事自身が県民から負託された4年間を全うしたい強い意向を述べていること、情報公開法違反やパワハラ事案については適正な手続き処置しており、その非を認めていないことからも、失職は考えにくい。また、同じ理由で、辞職も考えにくいので、上記❹の採択もないように思われる。
さらに又、上記❷の採択の先例として、平野三郎岐阜県知事や安藤忠恕宮崎県知事の場合がある。ただし、前者は汚職事件、後者は県の官製談合事件を切っ掛けとする。
ただ、今回の齋藤元彦兵庫県知事の場合、汚職事件等があった場合でないので、先例の事案そのものは当て嵌まらない。
いずれにしろ、今月末頃(30日)までには斎藤元彦兵庫県知事の判断が下される。
ここで、「読者諸兄姉」の皆様方にお尋ねします。上記❶~❹のうち、いずれが選択されるとお思いでしょうか?
最後に、南ヨーロッパのクロアチア(クロアチア共和国|東京都立図書館)の女性歌手「Neda Ukraden(ネダ・ウクラデン)」が歌唱している、次の2曲を紹介して本記事を終える。
❶ 「Ne zovi me u ponoć」(1982年/2018年)
https://www.youtube.com/watch?v=RaRj8a7t1o8
https://www.youtube.com/watch?v=jzrGPdRdGbE
❷ 「Nisi ti bio za mene」(1999年/2018年)
https://www.youtube.com/watch?v=sS8HOC2WS1g
https://www.youtube.com/watch?v=YNn4DyhmMRE
(追記)
9月27日朝、曇り。
昨日午後、齋藤元彦・兵庫県知事は記者会見の場で30日自動失職の途を選択し、出直し選挙に出馬することを表明した。