諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

新興少数政党の勃興・隆盛から、政治団体「創生党」誕生の今後を占う

 今日は雨のち曇り、のち晴れ。

 

 今日は薄雲の中を飛ぶ「日航機」&「香港エクスプレス機を目撃した。

 昨日は周辺の空を飛ぶ「警察ヘリを目撃していた。

 

 

はじめに

 

 6月1日、元自民衆院議員「宮沢博之」氏(51)が政治団体「創生党」を立ち上げた。これまで、裏金&パパ活問題で「正直議員」として持て囃されて来た御仁として、マスコミの人気度は高そうである。と言うのも、一政治団体立ち上げの記者会見に、大手マスコミ記者がこぞって押し掛けていたからである。

 そこで今回、今後創生党が国政政党になれるか否かを占う意味で、2019年以来続々と誕生した新興政党の勃興と隆盛から考えてみたいと思う。

 

政治団体「創生党」の誕生と展望

 

 6月1日、宮沢博之・元自民議員は政治団体「創生党」を結党した。政策目標は保守勢力の結集、所得税の減税や社会保険料の軽減である。そして、たちまちは来年の地方統一選に立候補8人(うち、元みんつく党の元衆院選立候補者2名を含む)を擁立する予定とのこと(https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/390354)。

 宮沢氏が異例の注目を浴びるのは、「政治家は正直でなければならない」という言葉が、人々の心に深く突き刺さるのかも知れない(例、裏金・パパ活問題)。つまり、「正直政党」待望論であろうか(https://x.com/tospo_seiji/status/2061560294053388415)。

 

 ただ問題は、自民の一部や新興政党の「参政」「日保」と同じような「創生」の極右(※1 )アジェンダで、どれだけそれらとの間に大きな差異を見い出し、かつ国民の心を揺り動かすことができるかである。つまり、「参政」、「日保」&「自民」支持の多くを「創生」へどれだけ支持替えさせられるかである。

 彼自身は次回の国政選挙に東京11区の板橋区(下村博文・自民衆院議員/72歳の地盤)から立候補するつもりでいる。しかし、茨の道であることは間違いなさそう。

 

※1  この点、宮沢博之氏は「排外主義でないので、保守であっても極右でない」と言う。しかし、「魔の2012年組」と呼ばれていた衆院当選同期のタレント「宮崎謙介」氏(45)は、「(宮沢博之氏は)自分の信念を貫くサムライのような国会議員だと思っていた。かなり右。非常に極めて保守の右の右の右の人間かと思う。」と評している。https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/900191895.html?display=full

 

新興国政政党3党の勃興・隆盛について

 

 ではここで、新興政党「れいわ」、「参政」&「日保」の勃興及び隆盛を振り返って、「創生」の国政政党への足掛かりを考えてみたい。

 

 まず、新興少数政党に関する諸事情を記すると、次のとおりとなる(2025年6月27日現在

(1) れいわ新選組(略称/れいわ) 

  ➀ 結党    2019年4月。同年7月国政政党

  ➁ 代表    山本太郎(50)/兵庫県宝塚市出身

  ③ 政治勢力  国会議員14人(衆院9人・参院5人)、市区町村議56

  ➃ 政策目標  消費税廃止、マイノリティ等の弱者保護

(2) 参政党(略称/参政) 

  ➀ 結党    2020年4月。2022年7月国政政党

  ➁ 代表    神谷宗幣(47)/福井県大飯郡高浜町出身

  ③ 政治勢力  国会議員4人衆院3人・参院1人)、地方議員150人(都議

          3・県議4、市区町村議143)。

  ➃ 政策目標 日本の伝統や天皇制重視の国家観日本人ファースト、消費税減税

https://www.tokyo-np.co.jp/article/414043?dicbo=v2-zlwhIL1

(3) 日本保守党(略称/日保

  ➀ 結党    2023年10月。2024年10月国政政党。

  ➁ 代表    百田尚樹(69)/大阪市出身

    事務総長  有本香(62)/奈良市出身   

  ③ 政治勢力  国会議員3人衆院議員)、市区町村議9人

  ➃ 政策目標  日本の国体、伝統文化の護持、食料品の消費税率ゼロの恒久化等

新興少数政党の勃興と活躍 - 諦観ブログ日記(2025年6月27日)

 

 その後の上記政党の政治勢力変動は次のとおりである(2026年6月4日現在)。

  ❶ 「れいわ」の国会議員6人衆院1人・参院5人)、市区町村議59

  ❷ 「参政」の国会議員30人衆院15人・参院15人)、地方議員184人 

      都議3・県議5、市区町村議176

  ❸ 「日保」の国会議員2人参院議員)、市区町村議13人

 

れいわ

 

 以上をみると、「れいわ」の衆院議員9⇨に減じたのは党勢に大きな影を落としている。この点現在、一部地方議員の離党が続出するも、「れいわ」の地方議員は56⇨59へと微増しているので、山本太郎(51)カリスマ体制を一気に揺るがすものとはなっていない(※2)。

 

 しかし、今冬の衆院選の大惨敗、そしてその後の地方選の連戦連敗や、政党別世論調査支持率1%前後は、来年の統一地方選に向けての悪い予感を漂わしている。離党続出の地方議員の不満はそこにあったと思うにつけても、やはり、早急な原点回帰が必須でなかろうか。

 

 イデオロギー云々以上に、庶民救済としての物価対策等である。例えば、会社でいえば、元本田社員の提言のような「庶民のための改善策」である(例、元ホンダ社員が赤裸々告白!! 「庶民のためのクルマ作り」はどこへ!?  - 自動車情報誌「ベストカー」)。

 

※2 今冬の衆院選大惨敗&地方選連戦連敗によって、「れいわ」は党内外から党運営の在り方について、山本太郎代表(50)や大石晃子共同代表(49)に対し、猛烈な批判が巻き起こっている。そのため、地方議員の離党者が続出している。例えば、3月26日小林とおる川越市議、4月30日下門あいか浦添市議・田村ひろし江戸川区議、5月21日ふるやまゆ郡山市議、5月31日伊藤ゆうき東大阪市議、等である。

 しかし、それでも現在、2025年6月時点の地方議員数に比べて3名も多いので、一部離党者の続出により「れいわ」が壊滅的な打撃を被っているとは言えない。そもそもこのような離党劇は、「参政」や「日保」でも起こっていることであり、俯瞰すると目くじら立てて大騒ぎするほどでもないであろう。

衆院選大惨敗の尾を引く、れいわの再生は? - 諦観ブログ日記(2026年4月1日)

 

参 政

 

 他方、「参政」の国会議員が4⇨30に爆増し、地方議員も150⇨184と増加しているのは党の勢いを如実に表している。しかも、このところの地方選連戦連勝と、党の勢いは今後も止まりそうにない。

 

 その上、今回初めて愛媛県松山市議選で2人を当選さえさせている。又、政党別世論調査支持率において、「維新」、「中道」&「立民」と同じような支持率2~3%を確保している。今や、少数政党とは言えないほどの隆盛ぶりである。

 よって、神谷宗幣(48)カリスマ体制は大成功している。

 

日 保

 

 さらに又、「日保」の国会議員は3⇨、地方議員9⇨13となっているが、党勢はほぼトントン状態である。政党別世論調査支持率においても、「れいわ」とどっこいどっこいの1%前後で推移している。

 それでも敢えて言うと、「日保」は河村たかし代表(77)率いる地域政党「減税日本」(現・衆院議員1人、県議3人、市議8人)との党内分裂が、党勢拡大に大きな影を落としている。

「日本保守党(日保)」の深刻な内紛 - 諦観ブログ日記(2025年10月4日)

 

 ただ今回、「れいわ」の地方選連戦連敗の中にあって、「日保」が松山市議選で初議席を獲得したのは、「れいわ」と違って今後の明るい材料の一つである。

 よって、百田尚樹(70)&有本香(63)二頭体制は、まあまあ成功していると言えようか。

 なお、「日保」はこれまで地方選に重きを置いて来なかったところ、今後は重きを置くようであるので、地方議員の増加が予想される。

 

おわりに

 

 以上、新興政党「れいわ、参政&日保」の生誕をみると、いずれも結党後遅くても約2年以内に国政政党になっている。しかも、地方議員でなく国会議員を誕生させているのである(※3)。

 この点、宮沢博之代表率いる「創生」は、まず来年の統一地方選を目指して地方議員の擁立に主眼を置くとのことある。そして、次の国政選挙に代表自ら立候補する考えとしている。

 

 しかし、資金面や組織力に難点をもった船出である。してみると、参政や日保と違って、資金力や組織力の面で選挙に立ち向かわないといけないので、選挙に勝つと言うことは至難の業である。

 また、「れいわ」の山本太郎代表ほどの個人的人気度に比べ、それが例え「正直政治家」を前面に打ち出して訴えても、世間の周知度が深く浸透し有権者の支持を得られるかは甚だ疑問無しとしない。

 

 従って、これまでの新興政党「れいわ、参政&日保」に比べると、どう贔屓目にみても極めて分が悪いように思えて仕方がない。

 それにしても、宮沢博之代表のモットー「何事も正直であれ」は何事にも代えがたいように思えるが、これまでの「政治と金&旧統一教会」問題の政治的な曖昧決着を思うと、「正直」は選挙の有効打になりそうにない(※4)。

 まあまずは、来年の地方統一選の結果如何が「創生」の国政政党への行方を左右する第一関門となろう。

 

 最後に、1964年に流行った次のアメリカン・ポップス「Navy Blue」(邦題/ネイビー・ブルー or 悲しき水兵さん。作詞・作曲/Bob Crewe、Bud Rehak、Eddie Rambeau 。1963年)を紹介して、本記事を終える。

https://www.youtube.com/watch?v=BewmbNh6r9sDiane Renay歌唱)

https://www.youtube.com/watch?v=q4YhRYYWKIM(同ダイアン・リネイ歌唱)

https://www.youtube.com/watch?v=ahmnw6VxBrMDonna Lynnドナ・リン)」歌唱

https://www.youtube.com/watch?v=HUwL8fuoQag(ただし、コニー歌唱)

https://www.youtube.com/watch?v=rZTQJTaLO7E(ただし、ポエポエ歌唱)

 なお、歌詞2番中のフレーズ「I got a letter yesterday from Tokyo」は、印象深い。

 

※3 同じ新興少数政党の安野貴博代表(35)率いる「チームみらい」は、結党後3か月内に国会議員を誕生させ、今や国会議員12人(衆院11、参院1)を擁している。この点、これまでマスコミを大いに賑わせていた「再生」「N国」「みんつく」&「つばさの党」の凋落ぶりを思うと、政治未経験者で構成される「チームみらい」の躍進ぶりは驚きと言うほかない。

新興少数政党等の立ち上げと浮沈 - 諦観ブログ日記(2026年2月16日)

※4 国会答弁で嘘をつくことが首相の政治生命に響かないという問題