一昨日は快晴。昨日は快晴のち曇り。今日は雨のち曇り。
昨朝は珍しく多くの飛行機雲を目撃した。その数は10本(筋)くらいであった。
その様子は次の写真(3枚)のとおりである。



今日は、飛行機雲の予兆どおりに雨となった。
豊作と言われている今年の新米出荷シーズンになっても、相変わらずコメ価格の高止まりが続いている(※1)。おまけに、10月も終わりになっても、当地でのスーパー等の店頭には古米がほとんどうず高く積まれ、新米は僅かである。
さらに又、古米の価格は新米とほとんど変わらず、コメ5kgが約4,500円~5,000円前後となっている。ただ、前回の記事を書いた時と違う状況は、江藤ブレンド米や小泉コケコッコー米がスーパー等の店頭から消えていることである(※2)。
れいわのコメ狂騒曲(11)~新米出荷旺盛後もコメの異常高値に!?~ - 諦観ブログ日記(10月18日)
それにしても、コメ不足と言われている割に、なぜかこの時期になっても新米は少なく、古米だらけが店頭に積まれている。それはいったいなぜであろうか。しかも、今年は豊作と言われているのに?
この点、ビジネス雑誌等の金融関係とかコメ流通の専門家と言われている御仁の記事では、農協等の集荷業者や卸業者が悪いのでなく、コメ不足の認定を誤った農水省の統計ミスを尤もらしく論うばかりで、コメ流通業者の問題点についてはほとんど触れていない(※3)。
つまり端的に言えば、コメ不足であるなら、コメ収穫も終わり大分経ったこの時期になぜ古米ばかりが店頭に並び、かつ新米が少ないのかという疑問である(※4)。
※1 2025年産コメの生産量は需要量を17万~48万トン上回るとの予測(9月9日農水省発表/ https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250919-OYT1T50058/)。
※2 コメ豊作でもコメ価格が下がらない理由として、農水省とJA農協の思惑を指摘する見解(https://cigs.canon/article/20250602_8934.html)がある。これによれば、コメの供給量は十分あっても、出荷等のコメ流通量を抑制することにより、コメ価格の高騰を維持できる。
この点、高市政権の鈴木憲和新農水相(農水省の元官僚)は「価格は需給関係で決まるもの」との当たり前の見解を繰り返すのみで、コメの爆謄について農水省が関知しないような言辞を弄している(https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20251030-OYT1T50004/
)。しかしここで問題とされているのは、JA等の集荷業者や卸売業者のコメ流通量を抑制することによる、コメの意図的値上げ疑惑(出し渋り説)の浮上であるにもかかわらず、である。
もし、上記鈴木新農水相の見解であれば、今後、第2、第3のコメ騒動を惹起する恐れがあるばかりでなく、農水「省」の存在理由は乏しく、農水「庁」に格下げすべき発言であろう。
「コメの値を下げる気がない」 高市内閣のコメ政策(復古農政)| デイリー新潮
※3 あくまでも、コメ高騰の責任はJA等の集荷業者や卸売業者でないと擁護する見解は、次のとおりである。
コメ高騰の犯人は「JA」でも「卸」でもない | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
ただ、あまりにも高過ぎるコメ価格についての言及が窺えない。
※4 日本各地の稲刈り時期は、沖縄を除き9月下旬~10月中旬である。
最後に、フィンランドの女性ポップシンガー「Saija Tuupanen(サイヤ・トゥパネン)」が歌唱している、次の3曲を紹介して本記事を終える。
❶ 「Viineimen heinäkuu」(1983年/2022年)
https://www.youtube.com/watch?v=zo_m8SsBK9M
https://www.youtube.com/watch?v=qr6nQfytSjk
https://www.youtube.com/watch?v=AstO6nTnKnA(ただし、Jamppa Tuominen歌唱)

❷ 「Tulit luokseni」(2016年)
https://www.youtube.com/watch?v=AOgd9niUnsw
https://www.youtube.com/watch?v=gGKgYKCg6JE
❸ 「Poika varjoiselta kujalta」(2016年)