昨日は曇りのち小雨。今日は曇り時々晴れ。
今朝、東方の空で「彩雲」を見ることができた。

秋空に関する有名な俳句として、高浜虚子の「秋天に われがぐんぐん ぐんぐんと」がある。秋の空を眺めていると、滅入った気分が空の広がりによって雲散霧消させられるような思いになる。
また、正岡子規の名句に、「絶頂や 頭の上に 秋の空」がある。頭上に広がる爽快な秋空の様子が覗われる。山の頂に立って、思わず「絶頂や!」と叫びたくなる一句である。
今朝も、「モズ子」さんは田んぼ周辺の所定の電線等に止まって、地鳴きをしていた。
その様子は次の写真(Ⅹ投稿を含め、5枚)のとおりである。
今朝目撃のモズ子さん&トンビ pic.twitter.com/PnviYldw4U
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2025年10月26日


田んぼの縄張りの主だと思っていた「モズ吉」くんは見当たらない。ひょっとしたら、「モズ子」さんによって「モズ吉」くんは、田んぼ周辺の縄張りから追い出されたのであろうか?
さて、モズに関する正岡子規の名句として、「もずないて 秋の日和を 定めけり」がある。モズの鳴き声を耳にする時分には、暑い夏も過ぎて秋の穏やかな日和が確かなものになったという意味である。確かに、モズの鳴き声を聞くと夏の猛暑も終わったと感じさせられるものである。
また、同人の「鵙(もず)啼くや 一番木の 高い先に」の名句もあるが、高い木のない田んぼ周辺では一番高い電柱や電線の先に止まることがほとんどである。モズは小鳥の王者らしく、とにかく高いところに止まることが大好きである。
最後に、恒例のフィンランドの女性ポップシンガー「Saija Tuupanen(サイヤ・トゥパネン)」が歌唱している、次の2曲を紹介して本記事を終える。
❶ 「Rakkauden Jälkeen」(邦題/夕映えの二人or別れの朝。2023年)
https://www.youtube.com/watch?v=3Ajv1eUq7xA
https://www.youtube.com/watch?v=81hFiVvKUuI
https://www.youtube.com/watch?v=jWc3i7CQTwk(ただし、石井好子歌唱)
https://www.youtube.com/watch?v=G1wmOhhQV4c(ただし、高橋真梨子歌唱)
❷ 「Taivas Sylissäni」(2011年/2024年)
https://www.youtube.com/watch?v=Fh1JWUGDfzA