今日は曇りのち晴れ。
今朝、いつものように「モズ吉」くんが所定の電線に止まって鳴いていた。

「モズ吉」くんの縄張りは確定したようである。
その後、遠方の電線に「コサギ」が止まっているのを目撃した。

時々、田んぼ周辺に「コサギ」が来ているようである。
10月21日、自民党と日本維新の会が連立して高市早苗(64)内閣が発足しそうである。両党の連立協議で、維新は連立には衆院議員比例定数削減が一丁目一番地と位置づけている(※1)。そのため、新興少数政党等に大きな波紋が湧き起こっている。
当初は立民、国民、維新の野党連立政権の誕生が期待されたが、「玉木る」という新流行語(ネットスラング)もある如く、総理予定候補と目されていた「タマキン」さん(56)の優柔不断さが、自民と維新の急接近を招いて自維連立への運びと至ったようである(https://friday.kodansha.co.jp/article/443064)。
議員比例定数削減の及ぼす弊害について、チームみらい代表の安野貴博参院議員(34)は、Ⅹで次のように少数政党の出現・活躍を妨げる等と大反対している(※2)。https://x.com/takahiroanno/status/1979486634887496113
そもそも、日本の議員定員は100万人当たり5.6人と38か国中36位であり、英国の1/4やドイツの1/2と比べても極めて低い水準にある。それゆえ、維新の「身を切る改革」というのにそぐわなさそうである。
むしろそれより、多様な国民の声を国政の場に届け難くなる弊害の方が大きい。
今年の国会議員は、物価高騰に苦しむ庶民を尻目に、8月6日~10月20日の約3か月間も国会を開かず、その間毎月約300万円もの報酬を受け続けている。さらには、臨時国会は10月21日~12月17日の2か月弱開かれるだけとなっている(党運営を巡る「日本保守党(日保)」の深刻な内紛に! - 諦観ブログ日記(10月4日))
あまつさ、退任する石破茂首相の公約2万円~4万円の微々たる給付金交付までもがおしゃか状態になっている。他方で、国会議員の年収は手当等を含むと、約2248万円+αの実質世界1位である(https://x.com/3sfxW9/status/1979500638171283672)。
https://x.com/masumexico/status/1979682002136887799
であるので、議員比例定数削減よりも議員報酬を欧州並みに大幅に引き下げることの方が、身を切る改革にはぴったしでないかとの意見も散見されよう(※3)。つまり、必要かつ不可欠なところを削るのでなく、所謂「無駄な贅肉をそぎ落とす」といった類のもの(※4)。この点、維新はその中身をはき違えて党利党略に走っている嫌いがある。
※1 まあ両党は、歴代不祥事議員輩出数最多の自民と同率最高の維新との共通項があり、親和性が十分である。両党の不祥事への処分違いは、自民の勧告による自発的離党に対し、維新が徐名による強制的離党である。
しかも、本来なら維新政策の一丁目一番地は「政治と金(企業献金の廃止)」のはずであるが、今回はなぜか、議員の比例定数削減に拘わっている。これには、昨今の低落傾向にある国民人気を再度回復させようとする意図を感じざるを得ない。また両党は、新自由主義政策でも軌を一にしている。
※2 実際、これにより不利益を被りそうなのは、れいわ(衆議院所属の現比例議員9人)、みらい(同0人)、参政(同3人)、日保(同1人)、公明(同20人)、共産(同7人)、社民(同0人)であろう。このことについて、日保の島田洋一衆院議員(67)もⅩで定数削減を猿芝居であると批判している。https://x.com/ProfShimada/status/1979560204565193077
たかまつなな氏 議員定数削減に反対「国会の多様性が益々なくなる」 | NEWSjp
国会議員の定数は今のままでもいいので、給与や歳費を半額にし、国会議員の激安宿舎を廃止し、その他もろもろの特権を止めたら、国民は納得するんじゃないかな。もちろん政党助成金も廃止。皆さんは、どう思われますか?
— 渡邊大門(㈱歴史と文化の研究所)講演依頼、原稿依頼は大歓迎です!詳細は、お問い合わせください! (@info_history1) 2025年10月19日
なお、衆院議員の総定員は465人(小選挙区289人+比例区176人)である。
※3 今回の維新が、「政治と金」問題よりも最優先に打ち出した議員比例定数削減案(https://x.com/ProfShimada/status/1979565967866020320)は、むしろ天敵ともいえる「れいわ」潰しの色彩が強く出ていそうである。そして、その余波を新興少数政党の「みらい」や「日保」等が被っている格好となっている。
※4 例えば、ゾンビ企業等の淘汰である。
最後、フィンランドの歌手2名が歌唱している、次の4曲を紹介し本記事を終える。
❶ Marita Taavitsuainen(マリタ・ターヴィツアイネン)歌唱「André」(1998年)
https://www.youtube.com/watch?v=vr7ARWxMhMU
https://www.youtube.com/watch?v=nYvNF6QUl44
https://www.youtube.com/watch?v=fOJdgqavHQM

❷ Talja Ylitaro(タルヤ・イリタロ)歌唱「Onni yhteinen」(1982年)
https://www.youtube.com/watch?v=8H58AKFVaIY
❸ 同人歌唱の「Sittenkin vain sinä」(1988年/1999年)
https://www.youtube.com/watch?v=1Fq89FeGsx8
https://www.youtube.com/watch?v=S-x2b0ceEPo(ただし、Pirita Nienenmaa歌唱)
❹ 同人歌唱の「Neljä vahvaa tuulta‐Four Strong Winds」(1992年)