一昨日は曇りのち晴れ、昨日は晴れ時々曇り、一時雨。今日は晴れのち曇り。
写真上では、肉眼と違って鮮明な画像にならないのが残念である。
寒々とする今日、日航機とANA機が飛ぶのを目撃した。風があるためか、ゆるりと飛んでいた。
その様子は次の写真(計5枚)のとおりである。
完全収束しないコロナ禍の今でも、数多く目撃するジェット旅客機である。
さて、斎藤元彦兵庫県知事(47)は、議会による不信任可決に対し、9月30日自動失職の途を選択した。これにより、県知事選が行われることとなった。
兵庫県議会激震 - 諦観ブログ日記(9月21日)
その立候補者は総勢7名で、うち再出馬の斎藤前知事もいる。そして11月17日投開票の結果、斎藤前知事が再選された。議会による不信任可決後の知事選での出直し当選は、地方政治史上2例目となる。
各候補者(敬称略)の投票結果は、❶斎藤元彦111万3911、❷稲村和美(元尼崎市長)97万6637、❸清水貴之(元維新参院議員)25万8388、❹大澤芳清(病院院長/共産推薦)7万3862、❺立花孝志(政団/N国党党首)1万9180、❻外2名は省略、であった。投票率は55.6%であった。
マスコミ等による選挙情勢によると、選挙序盤は稲村候補が断然優勢であったのが、次第に斎藤候補が稲村候補を猛追し、最終盤はいずれが勝つか分からない状況を醸していた。
そして、開票時刻のその時、一部のマスメディアが出口調査等により斎藤候補が当選確実を決めたとのことで、マスコミや地方政界等に激震が走った。
つまり、斎藤候補の勝利を誰もが予想だにしなかったということになる。しかしそれでも、選挙前から既に、多数の立候補者が出れば、斎藤候補にも勝算があるとの観測はあった。結局、その観測どおりになったのである。
それでは、斎藤候補大逆転劇の要因がどこにあったのだろう?
その大きな要因の一つに、SNSと動画サイトの影響を指摘する見解が大勢を占めている。例えば、稲村候補が外国人参政権を認めているとか、斎藤候補は既得権益と戦っているとかの誤情報や、真偽不明情報等が拡散されていたことによる影響である。
また、稲村候補支援団体のSNSが2度も凍結されたり、稲村候補に対するSNSによる誹謗中傷等の選挙妨害紛いのようなこともあったようである。
稲村氏陣営、選挙中にXアカウント2度凍結/組織的に虚偽通報されたと主張 : 読売新聞
それにしても、パワハラ疑惑や公益通報者保護法違反問題が、今回の兵庫県の知事選で当選有無の決定的なエレメントにならなかったのには、多少違和感を持たざるを得ない。
そのことはちょうど、衆院議員選挙で、自民党の萩生田氏や世耕氏等が当選したように、裏金や旧統一教会問題が決定的なエレメントにならなかったのと、多少似ているのであるまいか。
ただ、斎藤知事にしてみると、立候補当時と知事当選時でのそれぞれの心境を察するに、針の筵にいる地獄とバラ色人生に満たされた天国にいる気分を経験していたのでなかろうか?
最後に、次のフォークグループの歌唱による、レトロな名曲2選を紹介して本記事を終える。
❶ 「ビリー・バンバン」歌唱の「さよならをするために」(作詞/石坂浩二、作曲・編曲/坂田晃一。1972年)
https://www.youtube.com/watch?v=y6xAaj7uWrA
https://www.youtube.com/watch?v=BdkiOwiVlxQ
https://www.youtube.com/watch?v=HUpiPCM7do4
❷ 5人のフォーク・ロックグループ「まがじん」歌唱の「愛の伝説」(作詞/万里村ゆき子、作曲・編曲/坂田晃一。1973年。日本テレビ系列のドラマ「さよなら、今日は」の主題歌)
https://www.youtube.com/watch?v=_7Uzt3XD0FU