諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

衆院選2024の結果がもたらす新興政党の動向

お題「わたしの癒やし」

 

 昨日は曇り。今日は曇りのち雨。

 

 10月も終わろうとするのに、まだ夏花等が爛漫と咲いている。

 その様子は次の写真(3枚)のとおりである。

ペンタス

サルビア

(アンゲロニア)

 これも、地球温暖化のためだろうか。

 

 昨日、衆院選の開票結果が発表された。大方は次の記事にも書いていたマスコミ等の予想通りであった。

激震走る衆院選の情勢- 諦観ブログ日記2024年10月22日) 

 自民は大負け、公明・維新は議席減、立民・国民は大勝ちも、共産は2議席も目減りしている。そんな中、新興政党の党首らの感想は、予想の範囲内でいずれも80%以上の満足げな獲得議席であったように思う。

自民党は56減「191」…立憲民主党は50増の「148」 - ライブドアニュース

 

 ところで、今回の選挙で特筆されるのは、投票率53.85%と戦後3番目の低投票率にもかかわらず、自民・公明の組織力が十二分に生かされなかったことであろうか。

 これまで常識のように言われていた、寝てくれれば、組織票のある自公が有利な選挙になる(「寝てくれれば」 森元首相 | 毎日新聞)との定説が崩れ去らんとしている。

 まあ、それだけに裏金や統一教会問題が国民から忌避されたのであろう。ところがそれでも、萩生田光一氏(61)、世耕弘成氏(61)、西村康稔氏(62)や平沢勝栄氏(79)のように、当選する旧安倍・二階派議員もいるのである。つまり、裏金議員44人中27人が落選の憂き目にあっただけ(https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20241028-OYT1T50041/)に過ぎない。

 

 勿論、下村博文氏(70)、丸川珠代氏(53)や三ツ林裕巳氏(69)等の大物議員は落選している。おまけに、公明の石井啓一代表(66)や維新の音喜多駿政調会長(41)までもが落選しさえしている。

丸川珠代 夫婦そろって“無職” | 女性自身

 落選後は無職となりタダの人になるのがこの業界の理である。そのため、次の音喜多氏の関連記事にあるように、その後の身の降り方は厳しそうである。

https://www.mag2.com/p/news/626964

音喜多駿氏、落選翌日からの現実問題生々しく /デイリースポーツ online

 

 そんな自公維の各議員の落選話を尻目に、みんつくを除く、新興政党党首の鼻息が荒そうで、前途洋々とした記者会見での口吻であった。

 それでは、以下「れいわ参政保守みんつく」の新興政党のあらましを、箇条書きにして記述する。 

 

 1 れいわれいわ新選組     

   ❶ 衆院小選挙区比例区延べ候補者35名のうち9名比例区の東京、南

     ・北関東3名、近畿2名、東海2名、東北・九州各1名)当選

   ❷ 2019年4月結成

   ❸ 代表/山本太郎(49)、共同代表/大石晃子(47)、櫛渕万里(57) 

   ❹ 消費税廃止等。マイノリティ等の社会的経済的弱者が生きやすい社会の実現

   ❺ 参院議員5名、地方議員52名

 

 2 参政参政党 

      ❶ 同衆院延べ候補者95名のうち、3名比例区の近畿・九州・南関東

      各1名)当選

   ❷ 2020年4月結成

        ❸ 代表/神谷宗幣(47)

     ❹ 日本の伝統や天皇制重視の国家観自民党の極右に親和性も?

     ❺ 参院議員1名、地方議員143名(5/22現在)

 

 3 保守日本保守党  

   ❶ 同衆院延べ候補者30名のうち、3名愛知1区&比例区の東海・近畿各1

     名)当選

   ❷ 2023年10月結成

   ❸ 代表/百田尚樹(68)、事務総長/有本香(62)、共同代表/河村たかし(75)

   ❹ 日本の国体、伝統文化の護持自民党の極右に親和性も?

      比例得票率2%以上の政党要件を満たして国政政党に

      安倍晋三元首相のシンパ。愛知県名古屋市地域政党減税日本」との特別

      友党関係

   ❺ 地方議員10名

地方議員 - 日本保守党|日本を豊かに、強く。

https://www.asahi.com/articles/ASSBC2QVQSBCUTFK010M.html

 

 4 みんつくみんなでつくる党

   ❶ 同衆院延べ候補者6名、すべて落選

   ❷ 2023年11月党名変更(2023年3月旧政女党/ 2022年4月

       旧NHK党)

   ❸ 代表/大津綾香(31)

   ❹ 若者重視等の政治。大まかに言うと「日本維新の会」の政治に親和性も?

        ❺ 国会・地方議員無し

 

 以上からも、みんつくを除く新興政党の躍進振りが窺われようか。今後の、党勢の発展が期待されようか。ただし、参政と保守には多少違和感も拭い難い。と言うのも、天皇陛下を前面に出すのは、戦前の明憲下の旧体制へと後戻りしないかと懸念されるからである。

 

 最後に、フランスの女性シンガーソングライター「Clara Lucianiクララ・ルチアーニ)」が歌唱している、次の2曲を紹介して本記事を終える。

 ❶ 「Le reste」(2021年)

https://www.youtube.com/watch?v=50x9TYN7VAU

https://www.youtube.com/watch?v=c0fV4w-wLOU

https://www.youtube.com/watch?v=JgCE4IqxeZU

 ❷ 「Sad & slow」(2021年)

https://www.youtube.com/watch?v=EtTN3q_iQXE