今日は曇り一時雨。
これまで、カラスがトンビや鷹類の猛禽類に対してモビングする様子の記事を書いて来た。モビング(mobbing)とは、「小鳥が捕食者であるフクロウやタカなどに対し、集団でおこなう行動。やかましく鳴きたて、突撃するように飛び回る。」(goo辞書)とのこと。
これは、実際の攻撃でなく、嫌がらせをして追い払うのが目的で、「擬攻撃」と訳されている。しかし、カラスのモビングに限っては、実際の攻撃のように見える。
ただ、次の写真(1枚)にある「ケリ」がカラスをモビングしていた場合は、追い払い目的の威嚇のように見えた。
(昨夕に撮影。路上に出現した「ケリ」2羽の内の1羽。)
一般的に披捕食者が集団で行うところ、偶には単独又は2、3羽の少数で行うのもモビングの範疇に入るようである。特に、カラスの場合は、トンビやタカに対して1羽で真っ向勝負するのに力量不足であるが、2、3羽が協力するなら、十分対抗できそうである。
そして、追い払えば、それで後腐れなく終わりで、最後の最後まで追いつめて死に追い遣るようなことはない。
他方、人間界でも「モビング」という用語として「職場の嫌がらせ(職場いびり)」という意味で使用されている。いわば、組織的ハラスメントである。
モビングは、人間界の方が鳥界以上に悪質のようである。例えば、カラスのトンビ等への嫌がらせは単に追い払うだけで終わるのに対し、人間界の嫌がらせは、陰湿かつ執拗なのもので、ターゲットにノイローゼを誘引して、究極的に自殺へと追い遣りかねない要素を内包しているからである。
「社員をうつ病にさせてクビにする方法」提案する社労士 : J-CAST ニュース
言わば、人間界のモビングは「パワハラ」と言ってよいだろう。
「職場いじめ」というパワハラは、我が国に限らずアメリカ等でも横行している。(海外でもパワハラってあるの?)。
ただ、日本の場合は「ムラ社会」と言う閉鎖的社会がゆえに、より深刻となろうか。http://www.pow110.com/category4/entry186.html
しかも、厚労省のパワハラ防止担当者がパワハラの張本人となるに至っては、まさに「ギャグ」さながらでもある。
「つぶしていいの?」厚労省の「パワハラ相談員」がパワハラ、部下がうつ→退職:東京新聞 TOKYO Web
パワハラ相談担当の厚労省職員、パワハラで懲戒処分:朝日新聞デジタル
「パワハラ」等に関し、次の過去記事を書いている。
子供のいじめは、大人へのいじめ(ハラスメント)に連動する伏線?と共に「help me」を! - 諦観ブログ日記(2019年4月8日)
Money,Money,Money(マネー、マネー、マネー)、あれこれ!(>_<) - 諦観ブログ日記
(2019年11月24日)
人も「使い捨て傘」同様の時代に? - 諦観ブログ日記(2020年6月13日)
最後に、恒例のレトロな名曲(シャンソン)を紹介して、本記事を終える。
モロッコ出身フランスの歌手「Danièle Vidal(ダニエル・ビダル)」歌唱の「Aime Ceux Qui T' aiment(邦題/天使のらくがき)」(作詞/パトリシア・カルリ、作曲/ボリス・ポチョムキン。1969年)
https://www.youtube.com/watch?v=QzT7nJ03NUw
https://www.youtube.com/watch?v=nwhGvHA7tbw(日本語)
(この曲のオリジナル版)
ソ連の歌手「エディータ・ピエーハ」歌唱の「お隣さん」(1965年。1991年ソ連崩壊により、ロシアの歌手)
https://www.youtube.com/watch?v=arYN1DereCY
https://www.youtube.com/watch?v=DYChcUNYy7U
https://www.youtube.com/watch?v=tgRGdtU-NYM
この曲はフランスで販売不振も、日本では大ヒットした。