今日は晴れ。
- はじめに
- 花鳥風月
- (1) 芍薬(Twitter投稿を含め、写真3枚)
- (2) ディスタント・ドラムス(Twitter投稿を含め、写真2枚)
- (3) カワラヒワ(写真1枚)
- (4) 飛行機雲(写真1枚)
- (5) 三日月等(Twitter投稿を含め、3枚)
- 埋もれた名曲
- おわりに
はじめに
今日は、祝日「こどもの日」。5月連休の最終日である。
5月は皐月(早月)、若葉が生い茂り、早苗を植える月。江戸時代中期の超有名な俳人「与謝蕪村」の句に、「不二一つ うづみのこして 若葉かな」がある。この意味は、二つとない富士山だけを埋め残して、あとはすべて若葉で覆いつくされていると言うそうである。
まあ~、若葉と言えば5月、花は芍薬か。
幼少時代は、次の文部省唱歌「若葉」(歌唱/東京放送児童合唱団、作詞/松永みやお、作曲/平岡均之。1942年)を、訳も分からず歌ったものである。
https://www.youtube.com/watch?v=gLuKxJs-SWE
また、同「みどりのそよ風」(歌唱/荒川少年少女合唱隊、作詞/清水かつら、作曲/草川信。1948年)も歌わされたものである。
https://www.youtube.com/watch?v=K3neWOZcV0s
ただ、その時期が5月であったかは全く記憶がない。
しかし今では、この時期に街角の商店街等で流されていた上記の唱歌が聞かれない。ましてや、歌う子供の姿を見たこともない。
5月初旬は「憲法記念日、みどりの日やこどもの日」の祝日が連続する、ゴールデンウイークである。確かに、休みが長く続くことは有り難い。しかし、今日、祝日の本来の意味が薄れてしまっているよう。
というのも、日本国憲法成立当初の趣旨が日和られたり、自然に親しむ縁がないほどに自然破壊(水田を潰した宅地開発や一等地の公園を市民ホールへ建設等)が進行したり、ⅮⅤ等による子供の人格が軽視されたりしているからである。
この点、一般庶民にとって重要なのは休みがあることであり、祝日の意味なんかどうでも良いのであろうか?
それは、唱歌「鯉のぼりhttps://www.youtube.com/watch?v=N2u7gdbPieU」や、同「背くらべhttps://www.youtube.com/watch?v=VIp4aJtZFZg」が大手メディア等から、あまり聞かれなくなったことも、その希薄化を物語っているように思える。
それでは、以下、5月に特有な「芍薬」の花、カワラヒワ、飛行機雲や三日月等の写真を掲載し、埋もれた名曲は「First of May」(直訳/五月の初め)等を紹介することにする。
花鳥風月
(1) 芍薬(Twitter投稿を含め、写真3枚)
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2022年5月5日
未だ蕾のままの「芍薬」の芽 pic.twitter.com/ZAo1UvPjVp
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2022年5月5日
(以上、本日撮影)
(2) ディスタント・ドラムス(Twitter投稿を含め、写真2枚)
バラ(ディスタント・ドラムス) pic.twitter.com/V4QUowWN3q
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2022年5月5日
(以上、本日撮影)
(3) カワラヒワ(写真1枚)
(5月4日撮影)
(4) 飛行機雲(写真1枚)
(5月4日撮影)
(5) 三日月等(Twitter投稿を含め、3枚)
憲法記念日の西方日暮れ空に見えた「三日月」の様子
— 月影隠輝 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2022年5月3日
⇨朔望日を一日と数え、二日を経た三日目の月(繊月)。 pic.twitter.com/pjBxlJuFWo
(以上、5月3日撮影)
(5月4日撮影。ただし、色編集したもの)
埋もれた名曲
5月に因んだ、埋もれたレトロな名曲として、「ビージーズ」が歌って大ヒットした「First Of May」がある。直訳は「5月の初め」であるが、邦題は「若葉のころ」となって、詩的表現たっぷりな意訳である。これを、「五月(さつき)の初め」と読むなら、若葉のころに合っているような邦題であろうか。
「ビージーズ」は、イギリス出身(イギリス本土と北アイルラン間のアイリッシュ海に浮かぶ、英国王室属領マン島で生誕)の歌手グループ「Bee Gees(ビージーズ/バリー、モリス、ロビンのギブ3兄弟)である。イギリスのみならず、オーストラリア、アメリカや日本等でも活躍したグループである。
ポップなメロディメーカーとして、ビートルズのレノン=マッカートニー、アバのビヨルン&ベニーと並ぶ、名ソングライターチームと言われている。
それでは、「ビージーズ」が歌唱している、次の5曲を紹介する。
❶ 「First Of May(邦題/若葉のころ)」(1971年イギリス映画「小さな恋のメロディ」の挿入歌。1969年)
https://www.youtube.com/watch?v=LqB2UXmMZHs
https://www.youtube.com/watch?v=hFDc_TmY4TE
❷ 「Melody Fair(邦題/メロディ・フェア」(1971年イギリス映画「小さな恋のメロディ」の主題歌。1968年)
https://www.youtube.com/watch?v=BQnTCB_rX84
https://www.youtube.com/watch?v=34wjlmNNuMQ
❸ 「Lamplight(邦題/ランプの明り)」(1969年)
https://www.youtube.com/w邦題atch?v=R7JVgzMJjX4
https://www.youtube.com/watch?v=iu6OA-XHFdY
❹ 「Don't Forget To Remember(邦題/想い出を胸に)」(1969年)
https://www.youtube.com/watch?v=3MEulVLcFGA
❺ 「How Deep is Your Love(邦題/愛はきらめきの中に)」(1977年)
https://www.youtube.com/watch?v=XpqqjU7u5Yc
なお、上記❶❷の映画「小さな恋のメロディ」は、イギリスやアメリカでヒットしなかったが、日本やラテンアメリカでヒットしたようである。この点について、英米と、日本やラテンアメリカとは人々の感性において相違が見られるのだろうか?
おわりに
5月の連休3、4、5日は、「憲法記念日」「みどりの日」「こどもの日」と祝日が続く、ゴールデンウイーク週間である。一年で過ごしやすい時期でもある。
祝日の趣旨が減退している昨今、長期の休みはその趣旨如何に関係なく、一般庶民にとっては嬉しいことである。しかし、特に日銭を稼ぐ非正規労働者にとっては収入源となることから、痛し痒しとなろうか。
以前はこの時期になると、必ずと言って良いほど、唱歌「若葉」「みどりのそよ風」「鯉のぼり」「背くらべ」等の5月を代表する曲が、いやというほど巷に流れていた。しかし昨今は、街角に季節感を表わす曲が聞かれないばかりか、曲自体も流れて来ない。風情の喪失する世に中に移り変わっている。
まぁ~例え、そんな気ぜわしく無機質な世の中にあっても、芍薬やバラ、カワラヒワ、飛行機雲や三日月を観察して、レトロなポップスの名曲「First Of May(邦題/若葉のころ)」等を鑑賞することが、心の癒しになろうか。