今日は晴れ時々曇り。
はじめに
今般、はてなさんから「はてなブログ10周年」を記念して特別お題4つの募集があった。そこで、そのうちの一つ「好きな○○10選」について応募したく思った。
と言うのも、これまで2年半有余にわたり「田んぼの野鳥」を観察し、鳥撮りしてみて、生まれてこの方、身近でありながらもまじまじと見たことがなかった数多の鳥に感動を覚えさせらたからである。
確かに、数多の鳥と言っても「田んぼ」で見られる鳥は、バーダーが追い求める山、川や海等と違って種類が圧倒的に少ないのも事実である。そのため、多分「田んぼ」はバーダーにとって眼中にないだろう。
まあ、そこがミソであろう。と言うのも、本格的なバーダーが見向きもしない田んぼなら、「田んぼのバードウォッチャー」としての小さな自尊心が堅持できるかも知れないからである。
今回、2年半有余にわたり「田んぼのバードウォッチャー」として鳥撮りし、感動を覚えて好きになった鳥を番付ランキング形式で10選採択した。勿論、とある地域の田んぼと言う狭い範囲で、かつ見ていない鳥もいるかもしれない。あくまでも見て来た範疇の鳥のランキングである。
このランキングについては、末尾に評価基準等を掲載する等して、一応その根拠を示しておきたい。
田んぼの鳥(番付ランキング)
田んぼの鳥の番付は、特に「大関」や「横綱」に大きな意味がある。これらに位置する鳥は、まさに「アイドル中のアイドル鳥」と言われるもので、「関脇」以下ではとても代替ができない。
鳥に関するコメントは過去記事にも再三触れているので、簡単に付することにして、以下10位から順番にみて行くことにする。
田んぼのアイドル鳥(10位~5位)
10位 ー西の前頭筆頭ー
タシギ
(2020年12月6日撮影)
全長27cmの冬鳥である。「忍者鳥」の異名を有するほどに、見付けるのが困難である。これまで2度見ただけ。それだけにどこかオーラが漂っている。
田んぼの「忍者鳥」、目付け(めっけ)!(^^)/ - 諦観ブログ日記(20年12月)
9位 ー東の前頭筆頭ー
(2021年3月24日撮影)
体長は約14cmの留鳥である。春に鈴が鳴るような美しい音色の鳴き声をして飛んでいる。羽の一部が黄色なので、田んぼの「Yellow Bird」と命名している。ただ、精悍な顔つきをしているので、可愛い鳥と言えるかは疑問である。
田んぼの春を賑わす「鳥のカップル(Bird couple)」について - 諦観ブログ日記(20年3月)
「カワラヒワ」を間近に目撃したよ!(^_-)-☆ - 諦観ブログ日記(21年3月)
8位 ー西の小結ー
(2020年4月26日撮影)
全長が14.5cmの留鳥である。春に高い電線等で「ツピーツピー」とけたたましく何度も鳴いている。一所に長くは止まらない。時折、庭にも来ているようであるが、留まること瞬時のため、カメラ撮影は困難極まりない。
近くで見ると、羽根の色は綺麗な鳥である。四十雀の漢字由来どおりに「雀40羽の価値ある鳥」と言う説も頷ける。
「四十雀(シジュウカラ)」を追いかけて! - 諦観ブログ日記(21年9月)
7位 ー東の小結ー
ヒバリ
(2021年4月7日撮影)
全長が17cmの留鳥である。ヒバリは古今東西を問わず「揚げ雲雀」が有名である。それは「春を告げる鳥」を意味している。
ヒバリは美しい鳴き声の代名詞のように言われている(例えば、歌謡界の女王「美空ひばり」)。しかし、実際は騒々しいのが実情のよう。また、それだけでなく、冠羽を立てた姿も凛々しく感じさせられる。
「揚げ雲雀」等から窺われる、もうすぐ春ですね! - 諦観ブログ日記(21年2月)
「ヒバリ(雲雀)」に魅せられて(1)~ヒバリの駐車場徘徊は、なぜ?~ - 諦観ブログ日記(21年6月)
6位 ー西の関脇ー
(2021年8月27日撮影)
全長が23cmの留鳥である。元来は海辺の鳥であったのが、内陸部に進出して来た鳥である。田んぼの鳥の中では一番美しい鳴き声をする。日本三鳴鳥(ウグイス、オオルリやコマドリ)に匹敵するような美声である。
目がアイリングで可愛いものの、羽根の色が地味なのが難点か。
「イソヒヨドリ♀」を間近に目撃したよ!(^_-)-☆ - 諦観ブログ日記(21年3月)
5位 ー東の関脇ー
(2020年3月31日撮影)
メスと同じ全長23cmの留鳥。体色については、胸や背中等が青藍色、腹部が赤褐色と特徴的である。この鳥は「山の孤独者」or「幸せを運ぶ青い鳥」とも言われている。
それにしても、この日以降はメスのみしか見られず、オスにお目にかかったことがない。なぜだろう?
「ヒヨドリ」のようで、「ヒヨドリ」でないようにも? - 諦観ブログ日記(20年2月)
意外な発見(ガラポン抽選1等賞⇨金玉神社⇨金玉落としの谷、等)3例 - 諦観ブログ日記(20年4月)
田んぼのアイドル中のアイドル鳥(4位~1位)
4位 ー西の大関ー
モズ♀(愛称「モズ子さん」)
(2020年10月1日撮影)
全長が20cmの留鳥である。オスとの区別は過眼線が黒いか否かによる。メスは過眼線が黒くない。また、羽根に白い斑点があるか否かでも区別される。斑点がないのがメスである。
「モズ子」さんは「モズ吉」くんとの縄張り争いに負けるのか、今季も田んぼの周辺に来ていないよう。
モズ(百舌鳥)なの? - 諦観ブログ日記(19年11月)
モズ(百舌鳥)を追い求めて(1)~「モズの高鳴き」~ - 諦観ブログ日記(20年10月)
3位 ー東の大関ー
ジョウビタキ♀(愛称「ジョビコさん」)
(2021年3月4日撮影)
全長が15㎝の冬鳥である。「ジョビコ」さんは別名「紋付鳥」とも言われ、また、目がアイリングなので、とても可愛い鳥である。この鳥がやって来ないと、田んぼは淋しくなる。
現在のところオスは近くで見るものの、メスは近くにやって来ていないよう。
可愛い「ジョビコ」さんに、首ったけ(1)~「突然、自宅の庭に」~ - 諦観ブログ日記(21年3月)
2位 ー西の横綱ー
ジョウビタキ♂(愛称「ジョビオくん」)
(2021年10月31日撮影)
(以上、2021年11月11日撮影)
メス同様に全長が15㎝の冬鳥。「ジョビオ」くんは頭部が銀色、腹部はオレンジ等の色彩豊かな鳥である。勿論「紋付鳥」である。モズよりも、近くに寄ってくる愛嬌たっぷりの鳥でもある。
今季初お目見えの「ジョビオ」くんに、(^^)/ - 諦観ブログ日記(21年10月)
1位 ー東の横綱ー
モズ♂(愛称「モズ吉くん」)
(以上、2021年11月4日撮影)
メス同様に全長が20cmの留鳥。過眼線が黒く、また羽根の一部に白い斑点が見られる。「モズ吉」くんは時に可愛い顔をし、時に怖い顔をする。また、素っ頓狂な仕草も「田んぼのトップアイドル」としての地位を勝ち得ている。
朝(あした)に「モズ吉」くん、夕べには「イソヒヨドリ」目撃も! - 諦観ブログ日記
(21年10月)
おわりに
記事が長くなったので、最後に、好きな田んぼの鳥のランキングに資した評価基準と個別ポイント等を、以下に掲載して本記事を終えることにする。
(1)アイドル性(憧憬の的)を重視した評価基準及びポイント数(計19p)
❶ 姿形が可愛い(5p)
❷ 仕草が愛くるしい(5p)
❸ 鳴き声が美しい(3p)
❹ 目撃例の稀有性(3p)
❺ オーラ等の神秘性(3p)
(2)「田んぼ鳥」の順位及び上記❶~❺の個別評価ポイント数
10位 タシギ 1 0 0 3 2 計6p
9位 カワラヒワ 2 1 3 1 0 計7p
8位 シジュウカラ 4 1 2 1 0 計8p
7位 ヒバリ 2 4 2 1 1 計10p
6位 イソヒヨドリ♀ 4 2 3 1 1 計11p
5位 イソヒヨドリ♂ 4 2 3 2 1 計12p
4位 モ ズ♀ 3 4 2 1 3 計13p
3位 ジョウビタキ♀ 5 5 1 2 2 計15p
2位 ジョウビタキ♂ 5 5 1 2 3 計16p
1位 モ ズ ♂ 5 5 2 2 3 計17p