今日は雨。
冬花である「ビオラ」や「クリスマスローズ」等は、春になった今でも咲き続けている。他方、春に咲く花の中で、なぜか、鉢植えにしている薔薇の「ヴィオレッタ」だけが、一輪の花を咲かせていた。
牡丹やほとんどの薔薇が、未だ蕾のままなのに、である。
その「ヴィオレッタ」の様子は、次の写真(3枚)のとおりである。
(以上、4月11日に撮影したもの。)
「ヴィオレッタ」は、薔薇の中でも、「アムステルダム」や「ニュー・ドーン」と同様に、手間のかからない大変丈夫な「四季バラ」と言えよう。しかも、花咲きがとりわけ早い。
しかし、これまで「ヴィオレッタ」を見て思うに、次々とたくさんの花を咲かせるものの、花の寿命は極めて短い。特に「アムステルダム」や「ニュー・ドーン」の花もちの良さと比べて、なおさら短く感じるのである。
まあ~言ってみれば、「散っては咲き、散っては咲き」というような感じである。
薔薇の「ヴィオレッタ」購入の一番の動機は、花の名前にあった。それは、ベルディが作曲した、オペラ「椿姫(椿の花の貴婦人)」の主人公「ヴィオレッタ」に惹かれたからである。
なお、原題は「La Traviata(ラ・トラヴィアータ/堕落した女)」である。
このオペラは、初演が大失敗(「蝶々婦人」や「カルメン」と共に有名オペラの3大失敗とも言われている。)したものの、その後に、大人気オペラとなった作品である。
それでは、オペラ「椿姫」の聴きどころとなっている、次の「有名なアリア」等を聴いてみる。
❶ 第1幕前奏曲
https://www.youtube.com/watch?v=TRCdQL7BR0Q
❷ 「マリア・カラス」等歌唱の「Libiamo ne` lieti calici(乾杯の歌)」
https://www.youtube.com/watch?v=e48viAGu9TY
「イレアナ・コトルバス」等歌唱の「酒を汲もう美しい人が(同上)」
https://www.youtube.com/watch?v=FnWUZ5qccJE
❸ 「レナータ・テバルディ」歌唱の「ああ そは彼の人か~花から花へ」
https://www.youtube.com/watch?v=99E_f0jb0HI
これらからも、心が癒される甘美なメロディ満載のオペラだということが解ろうか。
次のオペラ公演予定の記事は、現在でも、「椿姫」が人気であることを示すものと言えようか。
ついでに、余談であるも、フランス語に「violette(ヴィオレット)」があり、英語に「violet(ヴァイオレット)」、イタリア語には「viola(ヴィオラ)」がある。いずれも、日本語は「すみれ(菫)」の意味である。
すみれは、バラと何ら関係がない。 多分、オペラ「椿姫」の主人公「ヴィオレッタ」は、フランス語の「ヴィオレット」をモジって命名したのかも知れない。また、薔薇の「ヴィオレッタ」名は、オペラ「椿姫」の主人公から来ているのかも知れない。(-_-;)
最後に、恒例のレトロな「ラテン・ポップス」の名曲を紹介して、本記事を終える。
それは、「Los Baby's (ロス・ベイビーズ)」等が歌唱している、次の2曲である。
❶ 「Regresa Ya」
https://www.youtube.com/watch?v=baSVcNNkieU
https://www.youtube.com/watch?v=zEsaigo06WE
❷ 「Triángulo」