昨日は曇りも、今日は雨。
はじめに
NHK紅白番組で歌唱される歌のほとんどは、J‐ポップやロックで、演歌も歌唱されている。しかし、ラテンムード歌謡曲と同様にラテンポップスは皆無となっている。 演歌が歌唱されるにしても、昔流行った持ち歌が多く、新曲が歌唱されることはあまりない。なぜか知らないが、ヒット曲がなくても、演歌歌手出場の特別枠でもあるのだろうか?
ラテン歌謡と言えば、黒沢明とロス・プリモスの「ラブユー東京(1966年)」「たそがれの銀座(1968年。紅白出場曲)」、鶴岡正義と東京ロマンチカの「小樽の人よ(1967年。紅白出場曲)」や、ロス・インディオスの「コモエスタ赤坂(1968年。1982年紅白出場)」「別れても好きな人(1980年。&シルヴィア、紅白出場)があった。
コモエスタ赤坂 ロス・インディオス & シルヴィア 1982 (rev.) - YouTube
グループ名等から、ラテン歌謡曲を歌唱すると分かるぐらい、1960年代に隆盛を極めたようである。
「ロス(Los)」はスペイン語。英語の「The」の意味。「インディオス(Indios)」は「中南米諸国の先住民」を指す。同じく、「プリモス(Primos)」は「Cousins(いとこ)」である。「コモエスタ(Como esta)」は「How are you(お元気ですか?)ということ。「デルコラソン(Del corazon)」は「心の底から」である。「ロマンチカ(romántica)」は「ロマンティック」。
それにしても、ラテン歌謡曲の歌手グループにNHK紅白出場の特別枠がなさそうなのは、何故なのだろう?単に、NHK番組に出場していないということだけなのか?
この点、NHK紅白出場歌には、ジャンルを問わず広く名曲を紹介することもあって良いのでないだろうか。演歌に拘ることもないはず。
今は昔のように歌詞から言葉の意味を知るということがなくなって来ているように思う。今では、ネットで検索すれば判ることが多いこととはいえ、そもそもが、語彙そのものを知らないこともあり、やはり、歌詞から言葉を知ることは重要なことであろう。その意味で、老若男女誰もが口ずさめる音楽がなくなって来ているのは、残念である。
そんなこんだと思いながら、今回もラテンポップス歌手が歌唱している曲を取り上げることとなった。それは、埋もれた名曲を探すネット旅を続けていると、知られざる名曲を多く発見するからである。
それでは、以下、昨日と今日と堪能した「花鳥風月」を見た後、アメリカ人歌手「マノエラ・トレス」の歌唱曲7選を取り上げて、これらを聴いてみることにする。
花鳥風月
(1) ビオラ
(本日撮影分。写真1枚)
(2) ヒバリ&カワラヒワ
(昨日撮影分。写真合計4枚)
(3) ジェット旅客機
(昨日撮影分。Twitter投稿を含め、写真4枚)
❶ スプリング・ジャパン機
❶散歩中、飼い犬にかまれ意識不明に!なぜっ?https://t.co/pwYXrR9C2r
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年4月4日
❷空き家増産理由https://t.co/KSywcy24qY
(昨日飛行していた「スプリング・ジャパン機」) pic.twitter.com/bTayslwgZG
(本日撮影分。Twitter投稿写真合計6枚)
❷ 日航機&ANA機
❶無くならない「パワハラ」事例(大阪府内の市役所職員、等)https://t.co/ReSCZm5QXnhttps://t.co/moGwPRhtLR
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年4月4日
❷「逆パワハラ」事例(北海道消防職員)も!https://t.co/IflgW0wp60
(雨の中を飛行する「日航機」) pic.twitter.com/VUVZDixSd0
❶タコが怒り、攻撃したとの話(豪州)https://t.co/d7KApefkCd
— 月光史郎 (@f3eOrVMXRo0zZgC) 2021年4月4日
❷メジロが桜の木から落ちる話(東京・代々木公園)https://t.co/5c09akWiDG
(雨の中を飛行する「ANA機」) pic.twitter.com/U7oLyGVnBP
(4) 月
今日は、月齢上「下弦の月」が見られるはずであったが、雨のために見ることができなかった。残念!
埋もれた名曲
埋もれたレトロな名曲は、アメリカのラテンポップス歌手「Manoella Torres(マノエラ・トレス)」が歌唱している、次の7曲である。
❶ 「Si Spieras」(1976年)
https://www.youtube.com/watch?v=n0adHcZyFNg&list=RDn0adHcZyFNg&start_radio=1
https://www.youtube.com/watch?v=t_ro-CJRIYA
https://www.youtube.com/watch?v=Xms_VwgbrAo
❷ 「AcarÍciame」(1977年)
https://www.youtube.com/watch?v=ME2uwQPHBd8
❸ 「Que Me Perdone Tu Senõra」(1979年)
https://www.youtube.com/watch?v=eclcSQFebsI
❹ 「A La Que Vive Contigo」(1981年)
https://www.youtube.com/watch?v=fpDiAwOi8zE
❺ 「Como Tú」(1997年)
https://www.youtube.com/watch?v=CGiYQVcbeuM
❻ 「He Sabido Que Te Amaba」(2001年)
https://www.youtube.com/watch?v=mERWfp1VKkA
❼ 「Mi Soledad」(2002年)
https://www.youtube.com/watch?v=f8cOm4wRTvQ
(マノエラ・トレスのウエブサイト)
Manoella Torres - Enséñame A Creer - La mujer que nació para cantar
おわりに
埋もれた名曲を探す旅を続けていると、多くの名曲にラテンポップスがあり、必然的に、その影響は日本の歌謡曲にも与えているようである。特に、1960年代の日本のムード歌謡に及ぼしたのは、歌手グループ名や曲名等にスペイン語が用いられているからである。また、ラテンポップスから日本の歌謡の曲作りに感化(インスパイア-)され、作曲されたと思われる作品も多いようである。
その中でも、メキシカン・ポップスの影響は多大である。そこで、メキシコで活躍している「マノエラ・トレス」の歌唱曲も、日本人には聴き応え十分な名曲であろう。
しっとりとしたラテンポップスは、しっとりとした日本の歌謡曲のお手本にもなっていた。それゆえ、ムード歌謡にラテン語がつきものであったのであろう?
現在、日本にムード歌謡が流行らないほど、社会がギスギスしている。と言うのも、正規・非正規社員という労働者の分断化、黒字リストラやパワハラの横行、70歳定年制問題等々のホットな話題が、社会の歪を顕して、ギスギス感を醸し出しているからである。
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そんな中でも、心癒すには、花鳥風月を楽しみつつ、レトロなラテンポップスの名曲を聴くのが良さそうに思われる。特に、猛威を振るうコロナ禍の現状下においては、なおさらのことであろう。