今週のお題「外のことがわからない」
今日は曇りのち雨。
風が吹いていて、この2、3日と比べてやや過ごしやすい。
今朝の空の様子は、次の写真(2枚)のとおりである。
![f:id:grk1:20200610100340j:plain f:id:grk1:20200610100340j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/grk1/20200610/20200610100340.jpg)
![f:id:grk1:20200610100423j:plain f:id:grk1:20200610100423j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/grk1/20200610/20200610100423.jpg)
(今朝飛行していた「IBEX機」の様子。)
それにしても、昨日と一昨日は晴れわたっていて、非常に暑かった。
一昨日飛行していたANA機から見られる夕方の空の様子は、次の写真(2枚)のとおりである。雲はほとんどなく、風も吹いていなかった。
![f:id:grk1:20200610101452j:plain f:id:grk1:20200610101452j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/grk1/20200610/20200610101452.jpg)
![f:id:grk1:20200610101522j:plain f:id:grk1:20200610101522j:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/grk1/20200610/20200610101522.jpg)
(6月8日夕方に飛行していた「ANA機」の様子)
今週のお題は「外のことがわからない」というのであるが、その意味はいろいろな場面で使用されようか。
本来の主旨は、内に閉じこもって外の様子がわからない(巣ごもり)と言うのであろう。それはある意味、外部情報の入手不足により、「外のことがわからない」ということを示すものになろう。
そのことは、反面として、ある意味「外部(余所)にわからなければ、過ちを糺さなくても構わない」という風潮へと繋がるように思えてならない。
これは、企業等不祥事が後を絶たない理由の一つにもあげられようか。
しかも、それを防止する手段としての内部通報者を保護する法律(公益通報者保護法)ですら、所謂「ザル法」ともなっていて、内部通報者にとり、「不正糾弾か身の破滅か?」の二者択一を迫られているようである。
その事例は、次の記事が詳しい。
不正糾弾か身の破滅か?!内部通報者がおさえておきたいリスクと対処法
昨今、大企業の粉飾決算等の不祥事が当たり前になっているおり、あろうことか、地方自治体でも似たようなことが起こっているのが発覚した。報道によると、過誤を糺そうとした40代の税務職員が止む無く外部通報(内部告発)したため、「座敷牢」紛い?の一人部屋で仕事をさせられたようである。
その報道記事は、以下のとおりである。
内部告発後に1人部屋隔離「パワハラと感じる」訴え(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
「独居房」「けしからん」 内部告発職員「隔離」で批判相次ぐ、山口県田布施町 町長はパワハラ否定(中国新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
内部告発職員を1人部屋に、山口 「不当人事」と主張(共同通信) - Yahoo!ニュース
内部告発した職員、異動先は1人部署 職場は公民館和室(朝日新聞) - goo ニュース
確かに、固定資産税の評価等ミスは、全国の市町村でも起こっているようである。
固定資産税、過払い頻発 評価方式煩雑でミス 18年度 23区・政令市払い戻し14万件 :日本経済新聞
ところが、今回の件の異様さは、担当税務職員からの税金徴収ミス指摘を無視し、上司がしかるべく過誤の是正措置を取らなかったばかりか、やむを得ず内部告発をした当該職員(ミスを防止せねばその担当者も今後の責任を問われる可能性がある。)に対して、人事面での不当処遇?(この人事権の濫用について、町長は認めていない。)を行っているようである。
このことは、「過ちては改むるに憚ること勿れ」(過ちを犯したら、ためらわないで改めよ/goo辞書)の故事に反している。つまり、過ちを謙虚に反省して、今後の適正な税務事務に生かすという公的精神に悖っているようである。
いや、それ以上に、町民に対する信頼を裏切る行為と言ってもよいだろう。税務課長は減給の懲戒処分になったようであるが、それだけでは済まされないような気もする。と言うのも、本来なら褒められるべき「税金徴収ミスの指摘」行為をしたのに、その後、当該税務職員は短期間のうちに望まぬ異動を繰り返され、挙句は、公民館の和室に机が急遽置かれて、一人部屋として、執務をさせられていたのである。
この点について、町長(63)は「報復ではなく、他の職員との関係性を考えた」と言っているが、どう考えても「報復」と受け取られても仕方がないだろう。また、「他の職員との関係性を考えた」と言うも、もしそうならば、他の職員には閉鎖体質?があったということになるのだろうか?
このようなことは、余所事でなく、「おいどん」の住む町でもあるのかも知れない。前記の記事のとおり、全国的に課税ミスが多いとの報道があるようなので、もしかしたら、課税ミスのままやり過ごされていることが多い?のかも知れない。
だからこそ、余所事でなく、今回の所謂「パワハラ」紛い?騒動を全国民は注視しなければならないだろう。この場合、「外(余所)のことがわからない」では済まされないように思われる。
「パワハラ防止法」6.1施行でオフィスはどう変わるのか?(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース
なお、「おいどん」も、過去に次の記事を書き、固定資産税の増額に不信感を抱いたことがあった。今でも、その評価に不信感満載であるけれども、それを払しょくする術がなく、諦念状態である。(-_-)
田舎のはずなのに、土地の固定資産税増額が腑に落ちない!(>_<) - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記
最後に、今回は気分の良くない話であったので、気分直しとして、軽快な曲でも聴いてみよう。
それは、「Aurora」が唄っている、次のユーチューブ曲「Ayer te vi」である。
https://www.youtube.com/watch?v=9Hu6Hmol1Ak&list=RD9Hu6Hmol1Ak&start_radio=1
1980年のメキシコの歌であろうか?詳細は不明(?_?)。
(追記1)
6月11日、雨。
こりゃ駄目だ!
内部告発者の異動は「他職員守るため」 町が想定問答集(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
町役場は「報復人事との指摘を否定するため」想定問答集を作成したと!
その中身は、当該職員が原因で周りの職員が精神的に行き詰まったとして「他の職員を守る必要がある」と記していたとのこと。
これでは、当該男性職員に責任を擦り付け、役場の閉鎖体質を反省しないばかりか、その体質を改善しようとする姿勢がみられないようにも感じられる。(-_-)
「明らかに冷遇・パワハラ」ミスを内部告発した町職員の異動先は畳部屋にたった1人…総務課長「報復人事ではない」(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
内部告発職員は「指示を聞かない」、苦情電話に田布施町 「問題すり替え」の批判も(中国新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
また、上記記事によると、総務課長は「当該男性職員が周囲の人とのコミュニケーションが成り立たない」等と言うが、どうも腑に落ちない。ひょとすると、閉鎖的組織特有の無視や仲間外しの可能性もあろうか?
もしそうなら、それはまさしく、パワハラに該当するであろう。ましてや、隔離に至ってはなおさらである。
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000602881.pdf
もしかしたら、オリンパスの内部通報者の事例と同じようであったのかも知れない?
公益通報者保護法の改正案が成立 会社と8年間争った男性が語る内部通報、そして報復人事(ABEMA TIMES) - Yahoo!ニュース
(追記2)
6月12日、雨のち曇り。
山口県田布施町の内部告発職員一人部屋異動について、NHK(NEWS WEB)でも取り上げられる。
内部告発の職員が1人部署に異動 パワハラ指摘も 山口 田布施町 | NHKニュース
町議会は、役場への非難殺到を受け、内部告発職員の人事が妥当であったか否か調査に乗り出すとのことである。当該職員は「仕事はきちんとしている」「町の説明は、誹謗中傷で人権侵害」と話していると!
内部告発職員の異動、町議会が調査へ 役場に苦情殺到(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
(追記3)
6月14日、雨のち曇り。
人は誰でも同じことを考え、どこの職場でも、同じようなことをやるものなのか?
屈しない職員こそ住民の利益 山口県田布施町の「畳部屋異動」、公益通報者ネット代表に聞く(中国新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
(追記4)
6月15日、晴れ。
山口県田布施町の職員パワハラ人事問題について、大手マスコミの内、毎日新聞・読売新聞からのネット記事だけが見当たらなかったが、今日、毎日新聞がこれを取上げているのを見つけた。
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0615/mai_200615_2541633832.html
今回は、町の人事がパワハラ防止法に反する隔離に当たるとして、苦情が殺到しているようである。それも、固定資産税課税徴収ミスを指摘した男性職員に対し、「内部告発への報復人事」として捉えられている。そのミスはどうも、30年間放置され続けられた?ようだ。なのに、町民からの苦情があったとの報道があるのやら、ないのやらの明確なネット情報は見当たらない。本来なら、町民がもっと怒るべきなのに・・・。
(追記5)
6月18日、雨。
町長が記者会見で「パワハラと感じさせてしまった」として謝罪。
弁護士ら「組織的ないじめ」「人権侵害」 山口県田布施町、苦情電話応対で「隔離」職員を「個人攻撃」(中国新聞デジタル) - Yahoo!ニュース