諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

「おお、ひばり」と、「月」と「宵の明星」

お題「今日の出来事」

お題「これって私だけ?」

 

 昨日は晴れも、今日は曇り。今にも雨が降りそうな気配である。「ツバメ」も3、4羽が低空飛行している。

 

 昨日は、西方の空にて、「揚げ雲雀」が見られた。その様子は、次の写真(4枚)のとおりである。

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 (以上、3月29日に撮影)

 

 まさに、「おお、ひばり」である。高らかに大声を出して「ピーチク」と鳴いている。「ひばり」が伸び伸びとして大空を舞っている様子を見ると、爽快な思いに浸される。 

 

 「おお、ひばり」と言えば、ドイツ・ロマン派の大作曲家「メンデルスゾーン」が作曲した、合唱曲「おお、ひばり」(原題 ひばりの歌)がある。

 その日本語訳(口語体)については、次の記事がある。

http://feynmanino.watson.jp/3832_Lerchengesang.html

 その詞では、

「なんと かわいいひびき おおひばり お前の歌は その声は よろこびとなって ひびく おまえは わたしを ここから 連れ去る 私は おまえと 一緒に歌う

 私たちは 雲の中を通って 太陽まで 飛んで行く」

と言うのである。

 これは、「ひばり」への愛らしい気持ちが込められた詞であろう。「おいどん」も、上掲写真の「ひばり」の様子を見ていると、ちょうど、この詞にぴったりのような気分に浸って、「ひばり」と一緒に唄ってみたくなる。(^^♪

 

 これまで、日本の唱歌として唄われて来た「メンデルスゾーン」作曲の、「おお、ひばり」は、国文学者「高野辰之」の日本語訳詞であった。

❶ その詞で「青梅市民合唱団」が唄っているのに、次のユーチューブ曲がある。

https://www.youtube.com/watch?v=DXb4njc-ZVo

❷ また、ドイツ語で「TGY合唱団」が唄っている、次のユーチューブ曲もある。

https://www.youtube.com/watch?v=HntmV0zKjSU

 この詞は、格調の高い文語体になっている。

 

 思うに、学校生徒がその意味を理解するのは難しいようか。この点、皆さん方は、その意味を解って唄っているのか疑問なしとしない。もっとも、歌を唄うのに、歌詞の意味を理解しなくても構わないということであれば、別である。

 「高野辰之」の日本語訳詞「おお、ひばり」の意味については、次のヤフー知恵袋に、参考となりそうな回答がある。(^_-)-☆

「おおひばり」の中の歌詞に「天の恵み、地の栄え、そを讃えて歌う、そをこと... - Yahoo!知恵袋

 なお、地表に降り立った「ひばり」の様子は、次の写真(3枚)のとおりである。

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(本日撮影。「ひばり」のつがいか。1羽が枯草を咥えている。それは、巣作りのためであろうか。

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(本日撮影。「ひばり」が「ツグミ」の近くで、餌探しをする際の様子。)

 

 次に、昨夜の話になるが、西方の空にて、「」と「金星」との接近の様子が見られた。それは次の写真(3枚)のとおりである。

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(以上、3月29日に撮影した「月」と「金星」)

 

 上掲写真上からでは、「月」と「金星」との間の距離が相当あるように見えるが、肉眼では、それらの間が近くに見えた。

 「」が空に出現してから四日目になる。通常、「三日月」という言葉はよく聞く。しかし、「四日月」という言葉は聞いたことがない。

http://koyomi.vis.ne.jp/moonage.htm

 

 続いて、上掲写真の「金星」について、この星は「宵の明星」と呼ばれている。煌々と光り輝く星であるのに、コンデジ・ズーム撮影は難しく、「月」の撮影のように、上手く行かない。

 その原因は、金星が遠すぎるためであろうか、それとも、カメラ性能が良くないせいであろうか、将又、撮影技術が拙劣なためであろうか?(>_<)

 「金星」は、古今東西を問わず、昔から人々により「一番星」とか、「美の女神ヴィーナス(Venus)」等とか呼ばれて親しまれ、又敬われてきた、綺麗に光り輝く星である。

 ところが、その実態はどうかと言うと、濃硫酸の厚い雲に覆われ、地表付近は、二酸化炭素温室効果のため、500℃の高温が保たれている過酷な星である。(>_<)

AstroArts: 【特集】宵の明星・金星 - 金星ってどんな星?

金星とはどんな星

 

 以上、今回は、姿形は地味だが、美しい声で鳴く「ひばり」と、夜空に光り輝く美しい「」と「金星」について、記事にした。

 

 それにしても、つらつら思うに、とかく人々は美しいものに心惹かれるものである。ところがそのために、ドイツの「ローレライ伝説のように、「舟人が美しい声に惹かれて悲劇に遭遇する物語」もある。それは、「作詞/ハイネ、作曲/ジルヒャー、日本語詞/近藤朔風」の、次の曲である。

https://www.youtube.com/watch?v=zbJy_EuY-mE

https://www.youtube.com/watch?v=qsoH6QFKX_4

 また、中国の唐王朝玄宗皇帝」のように、「楊貴妃」(世界三大美女の一人)へ夢中になるあまり、国を滅ぼしかけた例もあった。このことは、唐の詩人「白居易楽天)」の長編漢詩長恨歌」に語られている。

長恨歌---白居易

 この詩の中で特に有名な一節は、「天に在りては、願わくば 比翼の鳥となり」「地に在りては 願わくば 連理の枝とならんことを」であろうか。

 泣けてくる名文句である。😢

 ちょうど、死刑囚が、故郷における、在りし日の恋人「マリー」や父母への思い出のグリーン・グラスを唄ったように。😩

https://www.youtube.com/watch?v=OYGIoJOJs2g

https://www.youtube.com/watch?v=5YoLOjGxQfQ&list=RD5YoLOjGxQfQ&start_radio=1