今日は雨。
昨日、午前中は晴れだったのが午後から曇り。その後は夜から雨へと、目まぐるしく変わる一日の天気であった。
昨年の秋頃から今年の1月頃まで、田んぼの畔を占拠し続けていた「ケリ」2羽に代わり、今年の2月頃からは、「愛らしいツグミ」1羽が田んぼの畔に居座り続けている。
その様子は、次の写真(2枚)のとおりである。
(2月28日早朝、田んぼに霜が降りている中で、居座る「ツグミ」)
(2月27日、田んぼの畔際に佇む「ツグミ」。この付近をテリトリーにしたのか?)
「ツグミ」が丸みを帯びて愛らしい姿に見えるのは、寒さしのぎのために羽毛を膨らませているのであろうか。このことは、スズメでも言えることである。実際は細長いスマートな鳥である。
スズメが冬、太る、膨らむのは、なぜ? | スズメの意外な真実
まぁ~、何でも言えることだが、「まあ~るい」というのは、人々に対して、何とも可愛らしく感じさせるものである。
この「ツグミ」も、暖かくなる3月中旬以降には、ロシアのシベリアに旅立つようである。もうしばらくは、田んぼの畔にいて、「わたしのアイドル」として、バードウォッチングの楽しみを与えてくれる存在となる。
それにしても、ふと思うに、上掲写真の「ツグミ」は、「オス」であろうか、それとも「メス」であろうか?
この点、次の記事が参考になるが、比較する複数の「ツグミ」がいないと、「オス」と「メス」の区別は難しいように思える。羽根の濃淡が一つの決め手のようであろうが!
ツグミの特徴まとめ!大きさや外見、オスメスの違いは? - pepy
そうすると、確信は持てないものの、上掲写真の「ツグミ」はオスなのであろうか?
これまで、この「ツグミ」を観察していて、大人しい鳥であることが窺えた。例えば、「ムクドリ」が近づいて来たら、「ムクドリ」と同じ大きさ(全長24㎝)の鳥にもかかわらず、この鳥に居場所を譲って争わない。むしろ、「ムクドリ」の方が「ツグミ」を押しのけるような感じである。
また、「ヒバリ」「ハクセキレイ」「スズメ」が傍に近づいても、この「ツグミ」は、素知らぬ顔をして、やり過ごしている。
とても、ロシアのシベリアから苦労して渡って来た、猛々しい冬鳥のようには思えない。「よそ者」なので、留鳥である「ムクドリ」等に遠慮しているのだろうか?
さらに、「ツグミ」の聴力には驚くばかりである。というのも、遠方からの撮影であるにもかかわらず、カメラのシャッター音がする度に、顔をキョロキョロと動かしているからである。普段は、じっとしていて、顔をキョロキョロとはしない。
まぁ~、ある意味、臆病な鳥なのかも知れない。しかし、ヒヨドリほど臆病ではないであろう。なぜなら、ヒヨドリは一つのところに止まることをほとんどしないからである。
最後に、3月中旬以降、ロシアのシベリアへ帰る「ツグミ」に寄り添った、ロシアの名曲を紹介したい。
それは、1945年頃に作られ、1970~71年公開のロシア映画「ヨーロッパの解放」のエンディング曲「淋しいアコーディオン」(作詞/イサコフスキー、作曲/モクロソース)である。
日本で、主に単独生活を送る「ツグミ」にとっては、相応しい歌であろう。しかも、切々感のある美しいメロディである。
次のユーチューブ曲がそうである。(^^♪
❶https://www.youtube.com/watch?v=s3NIo_iXHVA
(ロシアの歌手「ジーマ・ビラン」の歌唱。2008年)
❷https://www.youtube.com/watch?v=4D06pQ3rayA&list=PL43475E438C1795E2&index=2
(ロシアのオペラ・バリトン歌手「ディミトリー・ホロストフスキー」の歌唱。2003年)
❸https://www.youtube.com/watch?v=8scRA4G_RB4
(フランスのシャンソン歌手「イヴ・モンタン」が「美しき五月」という曲名で、1963年にカバーして唄ったもの。)
この曲に関しては、次の記事が参考になる。
以上の3人の歌手が唄う「淋しいアコーディオン」を比較して感想を少し述べると、上記❶の「ジーマ・ビラン」の歌い方は心に沁みる感じがするも、❷のオペラ歌手や❸のシャンソン歌手の歌い方は、教科書的な歌い方のように思える。
まぁ~、いずれ劣らぬ、その道の名歌手であるので、唄い方の好みは、人それぞれであろうが・・・!