今週のお題「元気の秘訣」
今日は晴れ。真冬なはずなのに暖かい。明らかに今季は暖冬。
ヒバリ(雲雀)も春と勘違いしているのか、空高くしきりに鳴いて「揚げ雲雀」状態である。ただ、本来言われている「春告げ鳥」の行動とは異なり、複数羽が行動を共にしている様子が多々見られる。
今回は、元気の秘訣として、空高く「とんで~まわって~まわる」ような夢を見ることで、気分爽快になり、よって、元気が出る話をしたい。
飛んで行ってしまう「ジェット旅客機」を見るだけでは、とても元気が出そうにない。ちょうど、以前流行った「飛んでイスタンブール」という歌のように飛んで行ってしまうだけでは、楽しくも何にもなくて、それっきりで終わってしまうだろう。
ただ、この曲そのものは楽しいが・・・。
その曲とは、ポップス歌手の「庄野真代」さんが唄っていた、次のユーチューブにある「飛んでイスタンブール」(作詞/ちあき哲也、作曲/筒美京平。1978年)である。
https://www.youtube.com/watch?v=Tt6_DWH8GCI
なお、イスタンブールは日本からのジェット旅客機の飛行直行便が出ており、確か、日産元社長のゴーン被告が、プライべートジェット機を飛ばし逃亡した経由地となった。
元気が出るって、やはり、夢をもって、飛んで回るような気分にさせられことではないだろうか。ただ、飛んでそのまま行ってしまうだけでは、一時的に良い気分になれても、目的のものを見失った途端、寂寞感だけが残ってしまい、元気を消失しまいそう。
そうすると、いつまでも、「飛んで、飛んで~回って、回って~回る」ような状態が続くようであれば、元気が途絶えることはなさそうである。
「え~、それじゃ目が回って、しまいにはひっくり返ってしまう~」って、言いたげになろうか!
しかし、それは、夢の中の話であり、目が回ることもなく、又、ひっくり返ることもない。つまり、ジェット機に夢を仮託して、夢を追い続けたいのである。元気の秘訣は、何時までも夢を追い続ける気持ちにあろうか。
そんな気持ちを抱かせてくれるような「レトロな曲」を見つけた。
その曲とは、ポップス歌手の「円宏志」さんが唄っていた「夢想花(むそうばな)」(作詞・作曲/円広志、編曲/船山基紀。1978年リリース)である。次のユーチューブ曲がそうである。
https://www.youtube.com/watch?v=xPSmIn__uIc
ネットググりで調べてみると、この曲は、同年の世界歌謡祭でグランプリを獲得した傑作のようである。
あや~、なぜか、1978年は、「飛んで行くもの」の歌が、ヒットした時代であったよう。ちょうど、その頃は、日本が、高度成長期の豊かな時代を象徴する「一億総中流社会」真っ只中か。
というのは、1970年代、日本の総人口が1億人を突破した中での国民意識調査において、中流と感じる人々が約9割もいたのを、「一億総中流」社会と言うようか?
つまるところ、何某かの努力をすれば、大多数の人が報われるという時代であったよう。そのためか、多くの人が報われるために「夢」をもって、何事にもがむしゃらに猪突猛進して行っていたであろう。
当時の日本は、共産主義国の中国人から、「中国以上に社会主義の国」と羨望されたそうである。
それは、❶人的面での再分配思想と、❷物的面での再分配が、有効機能していたからに他ならないであろう。このことは、欧米にもない、ましてや中国等の共産主義国にもない、日本人固有のアイデンティがもたらしたものであったと考えられる。
それはおそらく、みじめな敗戦からの復興がもたらした過程において、培われた賜物であったのであろう。
決して、現在の大企業経営者らのように、会社等が大赤字等しても、報酬や退職金だけをがっぽりもらって、そのままとんずらするようなことはなかったのでないだろうか?
上場企業の役員報酬個別開示についての雑感 – 藤沢数希 – アゴラ
今の日本は、「グローバリゼーション」という思想の下、欧米の悪しき見本だけをそっくりそのまま見習っている。「公助・共助より、過度な自助へ」「弱気をくじき強気を助ける」等が蔓延しているよう。
それでも、アメリカ妄信識者等は、米国や中国よりは、まだ、ましだと宣う。
思想面においては、「一丸となって」とか、「努力すれば必ず報われる」とか、旧山一証券倒産時の野沢社長会見にあった「悪いのは私ら(経営陣)で、社員は悪くありませんから」と言った風潮が蔓延していた。
「社員は悪くありませんから!」山一証券・野沢社長の予期せぬ号泣を引き出して | 私が令和に語り継ぎたい「平成の名言」 | 文春オンライン
物的再分配面においても、経営陣とかが報酬を独り占めにすることもなく、労働者にはそれなりの賃金を支払っていた。その結果、日本経済も好循環していたのである。
最大5000倍!社長と従業員の「報酬格差 」が止まらないカラクリ(小出 フィッシャー 美奈) | マネー現代 | 講談社(2/3)
例え厳しくても、日本人個人個人を大切にする風潮が日本社会には、醸成されていたのである。
だからこそ、高度成長期の日本社会は「夢」を持てたのであろうか?
それは、まるで「夢想花」を唄うように、何時までも「飛んで」、何時までも「回って」いるのと類似しているかも?
現に、「円宏志」さんも、この「夢想花」の大ヒットで、これまでの苦境を脱して、一躍スターダムにのし上がったでないか。今では、押しも押されない有名人である。つまり、彼は、この曲を唄って、それまでの意気消沈した生活状況から脱し、元気になったのである。
まさに、この歌を唄うことこそが、「元気の秘訣の源」になるのではないだろうか。そして、そのことに、肖ろうとするのが、本題目の趣旨なのである。
「円広志」さんは、一時、「一発屋」と揶揄されたこともあったようであるが、そんなことはなかった。
というのも、演歌歌手の「森昌子」さんが唄ってヒットした「越冬つばめ」は、「円広志」さんが作曲したからである。ただ、作曲者名を本名の「篠原義彦」にしたため、「円広志」さんには、その後ヒット曲がなかったでないかと思われたのであろう?
https://www.youtube.com/watch?v=5jcEcT13QjA
https://www.youtube.com/watch?v=ddYMIBDHM1g
「夢想花」の歌詞後半の「ワビ・サビ」部分は、「とんで」を9回繰り返し、「まわって」を3回繰り返して、「まわる」で曲を終えている。聴いていると、何時終わるのやら判らないぐらいに、である。(^^♪
しかも、歌詞全般の半分以上を、それらのフレーズが占めている。思わず、空高く飛び回りたくなりそう。そして、元気を与えてくれそうになる。
くどくなるも、再度、ユーチューブにある、別の「夢想花」の曲を聴いて、元気になろうかな!(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=IeSm4tL6kEk
以上をまとめてみると、元気の秘訣は「夢を持つ」こと、そして、その夢を体現できるのに「夢想花」がヒントとなる。なぜなら、作曲者「円広志」さんはこの曲を唄って一躍脚光を浴び、不遇時代を脱却して元気になった。しかも、曲にも「とんで~まわって~まわる」という夢を与えるような歌詞がついている。そうすると、「飛んで回る」ような夢を持ち、元気になるには、この曲を唄うことが肝要なのか。そこで、この曲を唄ってみる。・・・てな、ことかな?(^^♪
しかし思うに、上記のような「まとめ」には、多少のこじつけがあり、又、論理の飛躍もあるような、ないような、そんな気もするが?
・・・・お後がよろしいようで!(-_-;)
最後に、今日、空を飛んで回っているように見えた「全日空機」の写真(3枚)と、「夢想花」のCMソングを使用した「日航機」の写真(1枚)を掲載する。
(以上、旋回している「全日空機」の様子)
(日航機)