諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

「カーライフ」は音楽鑑賞にあり!

今回の特別お題「#ドライブと音楽

 

 

はじめに

 

 今回初めて、はてなブログ特別お題キャンペーンに応募することにした。その理由は、「ドライブと音楽」という応募課題が、音楽鑑賞愛好者である私にとって、大変興味津々となるものだからである。しかも、Hatenaとの共同社が、カエライフ(ホンダ)とくれば、これまで、ホンダ車の「フィット」、その後「N‐BOⅩカスタム」と乗り替えて来ている関係もあり、なおさらのことである。

 「ドライブと音楽」のお題は、私にとって、音楽鑑賞用娯楽の場としての「カーライフ」(車を利用する生活/精選版  日本国語大辞典)を意味する。つまり、「ドライブと音楽」とは不即不離の関係あり、いやそれを超え、大袈裟のようだが、「ドライブ=音楽」とも言えようか。

 

ドライブと音楽との関係について

 

 かって、「モータリゼーションという用語使用の華やかかりし頃に叫ばれていた自家用車の大きな役割は、「人や物」をどこにでも、短時間かつ大量に輸送するいうことにあった。そのことは今日でも変わらない。しかし、その後、単に「人や物」を運ぶということから、目的地までに到着するまでの間、道中のドライブを楽しむという側面がクローズアップされて来た。そして、さらには、目的地如何に関係なく、ドライブ自体等を楽しむという要素も加わった。

 

 ドライブを楽しむにしても、道中の景色を見るのは当然のこととして、付加的に楽しむものに、ラジオを聴くといったことがあった。しかし、ラジオの聞けない僻地もあり不便を来したものである。音質もAM放送にFM放送が加わり良くなったが、それでもラジオの聞けない地域は残ったままであった。しかも、例えラジオから音楽が聴けても、ラジオから流れる音楽は好みの曲ばかりではなかった。そうこうするうち、カセットテープやCD等から音楽が聴けるカーオーデオ機器が車に搭載されるようになった。

 

 そのメリットは、好きな音楽を何時でもどこでも気軽に聴けるということである。それにより、車は単なる輸送手段を超えて、娯楽としての音楽鑑賞の場としての有用性が格段に増した。これまで、多くの音楽好きの市民にとって、自宅においては、隣人に対する騒音迷惑のため、大音量でスピーカーを鳴らすことができない状況下にあった。そのため、ヘッドホンに頼らざるを得なかった。ところが、ヘッドホンに頼りすぎ、長年限にわたりそれを使用すると、難聴になる可能性が指摘された。しかも、長時間ヘッドホンを耳に装着するのは、何より窮屈そのものである。

 

カーライフの一環に位置づけられる音楽鑑賞

 

 「カーライフ」の娯楽的要素には、道中の景色を眺めるということが大きいのも、確かであろう。しかし、いつものように、いつもの道を通行するドライバーや、何の変哲もない見知らぬ道中の景色を眺めて楽しむのは、そのドライブの有用性が減退するように思われる。そうすると、好きな音楽を聴いて楽しむということは、いかなる場合であっても、その有用性が減退することはないだろう。もっとも、すべてのドライバーが音楽好きでないこともあるので、その人たちには当てはまらない。

 

 自宅において、大音量のスピーカーで音楽鑑賞をするには、今、テレビ放送で大人気の「ポツンと一軒家」のような、所謂「野中の一軒家」か、防音壁を備えることのできる部屋を有する市民に限られ、裕福な家庭等でないと困難であろう。ましてや、アパート住まいや、近隣に家々が立ち並ぶ分譲住宅一軒家住まいの市民にとって、防音壁を備えることは、困難なようであろうか。

 

 まさに、その辺りのところに、音楽鑑賞の場としての「カーライフ」の存在意義がありはしまいか。この点について、かって、次のような「はてブ記事」を書いたことがある。

プライべート空間として、オーディオルームの役割を果たす車の有意義性! - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

 防音壁を備えた室内の代用ともなりそうな密閉した車内は、一般のオーデオ好事家にとって、もってこいの音楽鑑賞のプライベート空間である。例え、音楽音が室外に漏れたとしても、車の迅速移動のため周辺住民の迷惑になることも少ない。しかも、それでいて、車外の美しい景色も楽しめるというものである。

 

 多くの一般市民ドライバーにとって、音楽鑑賞を楽しむという「カーライフ」には、最適である。問題は、交通事故を起こさないように注意することである。また、昨今、社会問題視されている「あおり運転」等防止用として、「ドライブレコーダー」装着の必要もあるが、その場合には、音楽の音を消すか、音量を小さくすることも肝要になるだろう。

 

音楽鑑賞をカーライフにするプライベート事情

 

 「ドライブと音楽」という応募主旨には、まず、音楽を聴くことや、車のドライブをするのが好きであることを前提にしていると思われる。もっとも、ドライブの場合は、仕事のためや、生活の足(買い物等)として使用する等、そうせざるを得ない場合もあろうか。しかし、こと、音楽に関しては、音楽が嫌いだという人については、「ドライブと音楽」の応募に応答する記事を書くことは困難なようか。

 

 つまり、ドライブはするが、音楽は聴かないということでは、「ドライブと音楽」の記事は書けないか、また、音楽は聴かないが、ドライブはするということのみで終わってしまいそうだからである。この点、幸いにも、私は、ドライブも音楽も好きだから、当該応募に応答した記事が書けそうである。

 

 ドライブするのと音楽鑑賞をするのとは、同じような心の癒し方をさせてくれるものである。具体的に言うと、気分転換になることや、滅入った心をほだしてくれる精神面でのメリットである。特に、音楽については好きな曲を聴くことが肝心である。

 

 ところで、ドライブでの音楽を聴く快適性について考えると、車の遮音性の有無が、まず重要となろう。これについては、前記引用したブログ記事の専門家の意見にも見られた。ただ、その意見は高級車を対象にしていたので、私の場合は参考程度にしかならない。

 現在、乗車に使用しているホンダの軽乗用自動車「N‐BOⅩカスタム」は、他のメーカーの軽乗用自動車よりかは、幾分良いと思った。それは、フロントドア開閉の際に聞かれる音でも判断できようか。本来なら、普通乗用自動車の方が良いのであろうが、従来の使用頻度(10年間で、約3、4万キロメートルの走行距離)や、通行する狭隘道路等諸般の事情から、軽乗用自動車に乗り替えた次第である。「」でも「侮るなかれ」、遮音性は十分にある。しかも、車内空間の広さは密閉性と合わせて、音楽鑑賞に過不足はない

 

 車搭載のスピーカーにしても、「N‐BOⅩカスタム」常備用のものゆえ、比較的大きく、音の出も良いようである。この点、乗り替え前の「フィット」は前後併せて4個のスピーカー搭載サラウンドであったので、それよりかは劣る。

 オーデオ・マニアでないので、そこそこ良い音で聴ければ構わないというぐらいの音楽好きなので、それも、やむを得ない。

 

 自家用車搭載のカーオーデオは、カセットデッキである。「N‐BOⅩカスタム」購入時は、カーナビ装備前提の配線方式であったのを、わざわざ、旧方式の配線に取り替えた。というのも、「マイソング」として、好きな曲を集めたカセットテープをたくさん所有していたからである。勿論、「CD-R」等に好きな曲を収録したものもたくさんあった。カーナビでは、主流が「USB」メモリー等のデジタル製品に変わっていた。当時は、「USB」メモリーに曲を入れたり等はしていなかった。

 

 そうすると、現在の音楽鑑賞としての「カーライフ」は、カセットテープかCDによるものということになる。これも、時代の流れで、以前収集した曲等をアナログのカセットから、USB等のデジタル方式に変えるのは、大変手間暇がかかることである。また、現在入手できない曲も、カセットテープにたくさん収録している。

 

ドライブに使用する音楽鑑賞の対象曲について

 

 かって、ベルリン・フィルを指揮した「ヘルベルト・フォン・カラヤン」や、ウイーン・フィルを指揮した「カール・ベーム」が存命したクラシック音楽全盛の時代は、モーツアルトやベートヴェン等の作曲したクラッシック音楽をよく聴いていた。当然、LPレコードやCDを購入したりした。さらに、FMラジオから流れる音楽も、エア・チェックして、カセットテープに収録していた。

 

 ところが、時代も変わり、世の中が気忙しくなったせいか、長時間演奏の曲を聴かなくなった。それに、昨今、以前ほどのクラシック音楽一色性もなくなっている。ラジオから流れる音楽はロックかJポップ等が多く、さらには、おしゃべりものが主流となっている。時には、騒々しいとさえ感じるのである。

 なお、次の記事によると、音楽専門家(指揮者)は、1990年代以降クラシック業界が衰退していると嘆いている。

https://president.jp/articles/-/32168

 

 そんな中、昨今、クラシック音楽をほとんど聴かない。聴く曲は、数分単位の作品ばかりである。これまでも、「はてブ」に記事にして来た「シャンソン」や「ポップス」等の甘美なメロディ調の作品をよく聴いている。主に、1960年から1980年代に流行った時代のメロディ満載曲が多いようか。

 そして、その内でも、作品構成となっている「起承転結」の、「」部分に特徴のある曲を選んで聴いている。

 

 そんなことに関心を持ち出していると、よくメロディが似たような曲だという「盗作騒ぎ」問題にも注意を向け出した。しかし、作品の核心部分は「転」にあり、その特異性があれば、曲の全体から判断して盗作と言って騒がなくても良いと思うようになっている。

 例えば、「中田喜直」作曲の「雪が降る町」が、ショパン作曲の「幻想曲ヘ短調」序奏に似ているとか、「成田為三」作曲の「浜辺の歌」が、ヨハン・シュトラウス2世作曲の「芸術家の生涯」に似ている等の話である。

 上記いずれの曲も「転」部分に作品の特異性や傑出性があるのであり、曲全体から判断して、ことを荒立てて盗作騒ぎを問題にする必要もないように思った。単なる、曲の一部に似ている部分があると言ったぐらいに、押し止めておくべきであろう。

 

 ここで、ドライブ等でよく聴く曲として、これまでに、「はてブ」で記事にしたものを、ごく一部であるが、掲載しておく。いずれも、心を癒すのに申し分のない曲ばかりである。特に、気分が滅入ったときに聴くと、ドライブ気分と相まって、心機一転、何か新しいことをしたくなる。

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おわりに 

 

 従来、自動車の大衆化である「モータリゼーション」は、主として、仕事や生活の足(買い物等)としての側面からの普及であった。しかし、その後、音楽鑑賞等の娯楽としての側面も強調され出した。それは、歌にも表れている。

 例えば、次の、1989年のテレビドラマ主題歌に、「辛島美登里」さんが作詞・作曲した「黄昏を追い抜いて」がある。ドライブする楽しい浮き浮きする気分満載な曲である。この歌は、仕事や生活の足(買い物等)となるドライブを唄ったものでない。 

https://www.youtube.com/watch?v=O66qn61fkNQ

 「ハンドル握る あなたの横顔」から始まる歌詞のフレーズは、ドライブには最高の曲である。余りにも浮かれすぎて、事故を起こさないよう注意が必要とされようか。 

 この曲は、「辛島美登里」さんの音楽的才能を十二分に発揮させる証左となっていよう。というのも、曲に展開部分が多くみられるからである。通常、展開部分は一回限りなのに、この曲は幾度も曲の流れに変遷が見られる展開をしている。素晴らしい曲の構成であろうか。思わず、この曲を口ずさみながら、ドライブしたくなる気分にさせられそう。

 

 音楽鑑賞の場的提供としての車は、勿論、カーオーデオ機器もさることながら、密閉性や車内空間も特に必要である。そのためには、ある程度車高のある広々とした車が必要となろう。軽乗用自動車でいえば、「ハイトワゴン車」である。その点、ホンダの「N‐BOXカスタム」は最適である。

 

 カーオーデオ機器について、昨今、アナログ機器であるカセットデッキ搭載の車がなくなったのは残念である。そればかりか、車用カセットデッキ自体が、所謂「絶滅危惧種」になっているのである。それでも、CD装着機器自体は、まだ「絶滅危惧種」になっていないのが、せめてもの救いであろう。

 

 今では、「USB」「SDカード」使用のカーオーデオ機器に止まらず、スマホを用いた音楽鑑賞にまで進化している。そのため、レトロな曲を聴くことが少なくなっているのも残念である。ハイレゾにしても、レトロな曲のすべてがすべて、ハイレゾ化して商品販売しているわけではないからである。

 

 そんな状況下にあって、今日も、「N‐BOXカスタム」に乗って、カセットに収録している「マイソング」を聴きながら、市中を走り回っている。音楽がないと、とてもドライブをする気分になれそうにないまでに至っている。車搭載のラジオは、基本的に聴かないからである。

  くどくなるようだが、それにしても、上記作品「黄昏を追い抜いて」の「ハンドル握る あなたの横顔」のフレーズの出足は、何度聴いても良い響きがする。カセットデッキのリピート機能を働かしたくなる。(^^♪

 

 最後に、自家用車である「N‐BOXカスタム」の写真を掲載して、記事を終える。

 

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