「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

「人間万事塞翁が馬」は本当?

想ひ出の名曲を辿るジェットの旅(15)~「ロシア民謡2選」~

お題「今日の出来事」

お題「これって私だけ?」

 

 今日は雨のち曇り。昨日の強風は嘘のように止んでいた。

 

 今朝、久しぶりに「ツグミ」が電線に止まっていた。「ツグミ」は、ロシアのシベリアから日本へ、冬季に越冬のために渡ってくる「冬鳥」である。全長は24㎝で、ムクドリと同じ大きさである。しかし、ムクドリよりはスマートである。

 

 本日撮影した「ツグミ」の様子の写真(2枚)は、次のとおりである。

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 ところで、「ツグミ」の名前の由来は、日本で冬にさえずりをしない非繁殖期)ため、口をつぐんでいると考えられたと言われているよう。

 しかし、頻繁ではないにしても、次の写真(昨年11月18日早朝撮影)に見られるように、「ツグミ」は鳴いていた。まぁ~、スズメ、ハクセキレイムクドリヒヨドリやカラスのように頻繁には鳴かないようだが・・・。

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 今回は、「ツグミ」がロシアから飛来するということなので、ロシア民謡2曲を取り上げることにした。それは、「二つのギター」と「枯れた楓」である。悲壮感漂う「ジプシーの歌」である。

 ロシア民謡は、歌声喫茶でよく歌われていたが、昨今はほとんど歌われていないようか?かって、テレビ放送で、「ダーク・ダックス」という有名歌手グループが定番で唄っていたんだが・・・。

 

 確か、学校の音楽授業でも、「トロイカ」「カチューシャ」「ステンカ・ラージン」「ヴォルガの舟歌」「赤いサラファン」「一週間」等の歌がよく取り上げられていた。しかし、今回取り上げる2曲は、さすが、学校の音楽授業に馴染まないためか、取り上げられたという話を聞いたことがない。

 

 学校の授業に悲壮感漂う調子の曲は取上げにくいのだろうか?そんなことを言うのなら、「ステンカ・ラージン」や「ヴォルガの舟歌」も、詩の内容そのものは悲壮感いっぱいであろう。

 音楽授業に取り上げられるか否かの差は、「ドン・コサックの悲哀を帯びた詩の内容というよりも、曲調によるのだろう。格調高い詩の内容は学生にとって難し過ぎることもあって、悲壮感漂う詩の意味はスルーされるのであろうか。

 

 では、まず、「二つのギター」を取り上げよう。

 この曲は、「ポールモーリア」のオーケストラ演奏で、一躍脚光を浴びた曲である。日本では、ポップス歌手の「小山ルミ」さんが唄っていた。このロシア民謡を、ロシア人が唄ったり、演奏したりする曲よりも、はるかに感動ものであった。もともと良いメロデイであった。編曲次第により、各段に素晴らしい曲になるという好見本となったようである。

 

 では、そのことを、次の各ユーチューブ曲で確かめ、雑感を述べてみたい。

 

❶ 「セルゲイ・トロファノフ(SergeÏ  Trofanov)」演奏 

https://www.youtube.com/watch?v=3fgAMKdxGjQ

❷ 「小山ルミ」歌唱(1971年リリース、訳詞/千家和也、編曲/川口真)

https://www.youtube.com/watch?v=5B6MzxFey-0

❸ 「シャルル・アズナブール」歌唱(ポール・モーリア 編曲、1995年収録)

https://www.youtube.com/watch?v=jWkF7u5lDtA

❹ 「ポール・モーリア 」オーケストラ演奏(1966年?編曲リリース)

https://www.youtube.com/watch?v=BW9dfhRAf7Y

 

 上記❶ は、オーソドックスな演奏スタイルであろうか。派手さはない。しんみりとしたもののように感じられる。❷は日本人好みの歌に合わせた演奏スタイルになっている。「小山」さんの歌い方にも非常に好感がもてる。❸❹は、演奏会用としても、イージーリスニング用にしても、申し分のない傑作である。特に、❹は、これ以上の編曲はあり得ないというほどの演奏ぶりである。ポール・モーリアの音楽の才能をいかんなく発揮させた作品であろう。

 なお、次の記事には、特に、「シャルル・アズナブール」について語っており、かつ訳詞等も掲載している。曲の詩の意味を理解するのに、参考になろうか。

朝倉ノニーの<歌物語> | 二つのギターLes deux guitares

 

  次は、ロシア民謡の、セルゲイ・エセーニン(Selgeoi Yesenin)が作詞した「枯れた楓 」である。この曲については、日本人が唄っているものとして、「加藤登紀子」さんカバー(同人の日本語詞)が非常に感動ものである。しかし、ユーチューブ上には見当たらないよう。

 そこで、「おいどん」が所有している「CD」から、「加藤登紀子」さん作詞の「枯れた楓」を反訳して、以下に記載する。

 なお、赤字部分は、特に共感のもてるフレーズである。

 

 枯れ果てた枝に 吹雪は荒れて 風に震えながら たたずむ楓よ

 何を見るのか 何を聴くのか 今にも倒れそうな うなだれる君は

 道辺の雪に つまづき倒れた 酔いどれ男の 哀れな姿 

 夜ごと日ごとに 酒をあおりて 家路を忘れ果てた 私のことさ

 

2 歌を唄おうか 陽気な歌を 夏の日差しのように 唄ってみようか

 老いたる楓よ 哀れな楓よ お前のようにこのまま 死にたくない

 誰が笑おうと 何を言わりょうと 許されぬ夢を 抱きしめよう 

 

  通常は、次の記事にある「矢沢保」さん訳詞の、「枯れた楓」の日本語が使用されているようであろう。「ダーク・ダックス」がこの訳詞で唄っている。  

枯れたかえで/うたごえサークルおけら

http://www.utagoekissa.com/utagoe.php?title=karetakaede

 

 両者の詩を比較して思うに、前者は、朽ちて行く楓の木と、歌の主人公とを身体的に重ね合わせる部分がありながらも、主人公は、精神的に朽ちたくないという気持ちが伝わってくる内容で、素晴らしい作詞と思われる。後者については、一言で、夏の情熱も燃え尽きたが、冬枯れした楓のようになりたくないということであろうか?この点、いまいち、詩の意味が解りにくいようか。

 

 次に曲を紹介をすると、ロシア人歌手が唄っているものとして、次のユーチューブ曲がある。どの歌い手も、情感深く唄っており、感動ものである。ただ、音質の違いで、歌の良し悪しが多少感じられそう。その中でも、最初のユーチューブ曲が一番良いようか。

https://www.youtube.com/watch?v=VyhNeIAfvBE&list=PLF9C65BB18077FC33

https://www.youtube.com/watch?v=LudY1ckk1mc&list=PLF9C65BB18077FC33&index=7

https://www.youtube.com/watch?v=wab5pGPx1YA&list=PLF9C65BB18077FC33&index=18

  

 なお、「加藤登紀子」さんが唄っている「枯れた楓」を紹介できなかったが、加藤登紀子の世界心に歌を抱きしめて~」の、ユーキャン通販ショップCD全10巻「vol.1ひとり寝の子守歌~」16番に収録されているので、それを購入して聴いてみるのも一考か。

加藤登紀子の世界 心に歌を抱きしめて CD全10巻 | ユーキャン通販ショップ