諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

想ひ出の名曲を辿るジェットの旅(8)~「雨のバラード」~

今週のお題「秋の空気」
お題「最近気になったニュース」

 

 一昨日(木曜日)は終日雨。昨日(金曜日)は曇り、夕方一時雨が降った。しかし、雨による被害はなかった。

 今日(土曜日)朝は曇り。次第に、青空も見えてきて、晴れになるかと思いきや、やがて厚い雲が拡がり、一時雨が降るという、すっきりしない天気である。本当に、秋の空は移ろいやすい。それだけに、秋の空気の入れ替えが激しいということなのだろうか?

  

 昨日は、千葉県で、数年に一度しかないような「記録的短時間大雨情報」が発表され、千葉駅前で冠水し、同県市原市の養老川等が氾濫河川の水が堤防からあふれ出ること/大辞林第三版)したとのことである。

 そして、今日、千葉県で9人、福島県で1人が死亡との報道であった。

大雨、千葉で9人死亡 河川氾濫、土砂崩れ 福島でも1人死亡(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 大雨は、低気圧(熱帯低気圧の見解も?)や台風21号の湿った空気の影響で次々と活発な雨雲が流れ込んだことが原因のようである。

千葉県で約100ミリ 記録的短時間大雨情報(tenki.jp) - Yahoo!ニュース

千葉県から東北太平洋側に記録的な雨をもたらした亜熱帯低気圧?(饒村曜) - 個人 - Yahoo!ニュース

千葉駅前で冠水 県内ほぼ全域に土砂災害警戒情報(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

養老川、神崎川、一宮川、高崎川で氾濫発生(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース

 

 直接的でなくても、台風21号による間接的な影響が大きいというのか?そうすると、気象状況の悪条件として、偶発的重なり合い要素があるということになる。

 ただ、ただ、大雨による被害が最小限であることを祈るばかりである。

 

 そのような災害報道が喧伝される中、昨日の夕暮れ時の曇り空に、全日空ANA)のジェット旅客機が、両翼先端部分等の照明を点灯させて飛んでいた(写真1枚)。

ボーイング737、なぜ「タイヤむき出し」で空を飛ぶ? 離陸しても閉めるドアがない!(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース

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 一昨日は、さすが、雲が低く垂れこめ、雨が降り続いためか、ジェット機を捉えることはできなかった。まさか、ジェット機に何か故障でもあり、飛行中止になったのではないかと思ったぐらいである。

 そんな心配を自分勝手に想像していたところ、昨日、ジェットの機体について、大韓航空等韓国の航空会社が使用している、米国大手の航空会社ボーイング737NG小型旅客機に、亀裂が見つかり運航停止したというネット・ニュースがあった。(>_<)

 そのような記事を目にすると、ジェットの旅も心配になろうか。

韓国、737NG9機に亀裂発見 大韓航空機などを運航停止(ロイター) - Yahoo!ニュース

 この点、日系各社の航空機は、現在のところ影響がなさそうである。

737亀裂、日系各社影響なし ボーイング「サポート迅速に提供」

 

 本記事の連載は、「ジェットストリーム」にあやかり、これを題材ヒントにして、別観点から取り上げている関係上、ジェット旅客機の不具合情報には敏感となる。特に、次のボーイング737MAXの墜落事故記事に接すると、なお一層、心配が増す。

737MAX墜落、システム設計など原因=インドネシア最終報告(ロイター) - Yahoo!ニュース

 

 そんなこんなの中、一昨日降りしきっていた雨に関する「レトロな名曲」に想いを馳せた。確か、1971年に、「湯原昌幸」さんが歌って大ヒットした「雨のバラード」の記憶がある。「降りしきる 雨の舗道 頬つたう 銀のしずく(^^♪」、~「なぜか さそわれて 足止めて 振り返れば(^^♪」云々、というフレーズの名曲である。 

 幼少時分?に、大変感銘を受け、レコードのシングル盤を購入したのを思い出した。

 どういうきっかけで、その曲を知ったのかについては思い出せない。商店街や街角の小さな喫茶店等でその曲が流されていたのがきっかっけだったのかも知れない。

 そこで、その曲について、ネットで調べて見た。

 

 するとそれは、「作詞/こうじはるか、作曲/植田嘉靖、編曲/玉木宏樹」の1971年リメーク版「雨のバラード」であった。次の「YouTube」にある曲が、そうである。

 https://www.youtube.com/watch?v=6gW2BoLaRXI

 なお、作詞者と作曲者は同一人物。現在は分からないが、昔はよく、このように別人のような風にしていたのだろうか? 

 

 それにしても、リメーク版と言うからには、最初に歌った歌手がいるはずである。

 そして、そのこともネットで調べてみた。すると、1968年に「ザ・スウィング・ウエスト」というグループ・サウンズが歌った曲であることが判った。そのグループの一員でリードボーカル担当だったのが「湯原昌幸」さん(2年後グループが解散され、ソロ歌手へ。さらになぜか以前はポップス歌手だったはずなのに、演歌歌手へと。)とのことである。

 次の「YouTube」にある元祖版の曲が、そうである。編曲者は作曲者を兼ねている。

https://www.youtube.com/watch?v=aaZIdSCjgEY

【1971年10月】雨のバラード/湯原昌幸 3年前のB面だった“無冠”の大ヒット曲― スポニチ Sponichi Annex 芸能

 なお、バラード(ballad)とは「ポピュラー音楽で、愛などをテーマとするテンポのゆっくりとした歌(感傷的な曲)」(三省堂大辞林第三版、デジタル大辞泉)をいう。

 

 両者を比較すると、「湯原昌幸」さんがリメーク版として歌った「雨のバラード」の方に、大ヒットした理由となる秘訣を窺い知れるように思える。

 それは、一つはオーケストラ用に編曲したこと、そしてもう一つは、グループで歌うと、歌の微妙な情感が損なわれ、リード・ボーカル歌手の歌い方の上手さを、ひときわ引き立たせなかったからのように思われる。

 メロディは同じでも、歌い方や編曲伴奏により、かくも、曲から醸し出される情感が大きく違ってくるのだろう。このことは、「井上陽水」さんの作品でも言えよう。編曲者の「星勝」さんがいなければ、聴衆にとって、その作品がそれほど秀逸とは受け止められなかったのかも知れない。

 ある意味、影のような存在である「編曲者」は、メロディ・曲の構成・歌手(の歌い方)・バックコーラスと同様に、大きいように思われて仕方がないんだがね!

 

 「湯原昌幸」さんのヒット曲は、その後、言わば、彼の持ち歌として歌番組等で再々歌われていた「雨のバラード」しか聞かないようか。しかし、他にもあるはず・・・?

 それは、1969年に「湯原昌幸ザ・スウィング・ウエスト)」さんが歌っていた「そよかぜのバラード」(作詞/こうじはるか、作曲/植田嘉靖)という隠れた名曲である。

 なのに、それがヒットしたということを聞いたことがない。

 それは、何故だろうか?

 そのメロディや伴奏はとても良い。ヒットしてもおかしくない名曲だと思う。しかしそうでなかったのは、おそらく、「曲の構成」にやや物足りなさがあったようか?

 もしそうであれば、「曲の構成」を少し変えて、そのリメーク版が出されなかったのが。大変惜しまれよう。

 「そよかぜのバラード」という隠れた名曲とは、次の「YouTube」にある曲である。

https://www.youtube.com/watch?v=84CE6TnG4mI&list=RD84CE6TnG4mI&start_radio=1

 

 この曲を聴くと、確かに、メロデイーや伴奏は、大変良い。しかし、「曲の構成」が今一歩のような気もする。というのは、「と「の部分が物足りない感じがするのである。余韻が残こらないままの状態で、曲が終結している。

 このことは、以前記事にした「冬のソナタ」の主題歌「最初から今まで」(ユ・へジョン&オ・ソクジョン作曲、2002年)のメロディが、 「橘いずみ」さんの曲「26-Dec.11th,1968」(1996年)に一部分似ており、「盗作」の話題になったこととも、多少関連するように思われる。

 

 その件に関しては、一言で、「曲の構成」の違いが明瞭であり、個々に囚われることなく、総合評価すべきもの思っているのであるが・・・。

どこかの曲と似たような、「名曲メロディ」2選について - 「余所(ヨソ)事でない」ブログ日記

  つまり、一部メロディが酷似し、「盗作」と非難されようとも、「曲の全体構成」の完成度の点において、前者の方が後者より、断然優れているのでないだろうか。

 まあ、大ヒットするような曲は、一般的に「曲の構成」がすこぶる良いということであろうか。

 

 そうすると、前記「そよかぜのバラード」も、「曲の構成」を少し変えてリメーク版をリリースしていれば、「湯原昌幸」さんの大ヒット曲「雨のバラード」に続く、第二弾のヒット曲になった可能性もあった。しかし、それがなかったのは大変残念である。

 「そよかぜのバラード」の素晴らしいメロディに思いを馳せると、この曲が何らかの手を加えられずに、そのまま埋もれてしまっているのが、大変勿体ない。(-_-)

 

 最後に、話は再び天気に戻るが、それにしても、今日は幾分うすら寒い。

 心地良い「そよかぜ」が吹いていて「バラード」が歌えそうな、しのぎやすい天候とは、とても言えそうにない。(*'ω'*)

 そんな中でも、早朝に、未だ多数の「ツバメ」が空を飛んでいた。その「ツバメ」が乱舞する様子は、後掲写真(4枚)のとおりである。

 しかし、それにしても「ツバメ」は、何時、南国に帰るんだろう?

  ・・・季節と場所等は違えど、シャンソン歌手「奥田晶子」さんや、「古坂るみ子」さんが歌っている「いつ帰ってくるの」(作詞・作曲/バルバラ、訳詞/赤木陽子。1964年)の曲のように、帰りを待ち侘びる人もいそうに思うんだが・・・?(*'ω'*)

 ・・・アチャー!筋違いも甚だしいか!(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

 https://www.youtube.com/watch?v=_DDD3xo89QA

https://www.youtube.com/watch?v=vdyQhOUvFYQ

朝倉ノニーの<歌物語> | いつ帰ってくるの? Dis, quand reviendras-tu ?

 

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