諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

木の枝に突き刺さったトカゲ、一体誰の仕業?

 昨日来から晴天で、暖かい春日和となった今日この頃。日中はむしろ熱いくらいだ。

 庭に植えたプルン(西洋すもも)が、3年経ってようやく白い花が咲いた。日本すももは、植えた翌年に、すでに白い花を付けていたのに・・・。

 昨日夕方、プルンの木を見ると、なんと木の枝に大きなトカゲが突き刺さっていたではないか。今までは、蛙が刺さっていたのを何度も見たことがあるが、トカゲは初めてだ。

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(中央横部から撮影)

f:id:grk1:20180330114654j:plain(中央縦部から撮影)

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 一体誰の仕業だろうか?

 どうも、いわゆる「百舌鳥の早贄」というものなのか?昨年、冬に、ジョウビタキを近くで見たことはあったが、百舌鳥は見たことがない。調べてみる(ウイキペディア等)と、犯人はジョウビタキでないようである。

 それにしても春なのに・・・「早贄」とは。今まで見たものは、秋か冬かで、しかも蛙ばかりだった。

 犯人が百舌鳥だとすれば、では、なぜ「早贄」があるのだろうか。

 これも調べてみる(ウイキペディア等)と、次のような見解がある。しかし、結論としてハッキリとした理由は不明。

❶食用保存説(過去の有力説?)

 冬用の食糧確保が目的。しかし、そのまま放置することが多く、後で食べられることが割合少ない。

❷食用固定説

 足の力が弱いため、獲物を掴んで食べることができない。そのため、小枝をフォーク代わりに獲物を固定して食べる。しかし、エサ付けされた百舌鳥が餌をわざわざ「早贄」しに行くことが確認。

❸本能(習性)説(近年の有力説)

 空腹・満腹関係なく、獲物を本能的に捕らえ、小枝に突き刺す習性がある。そして、空腹なら食べ、満腹なら残す。

 いずれにしても、百舌鳥は未だ謎の多い小鳥だ!

 昭和の童謡歌で、サトウハチロー作詞の「もずが枯れ木で」が流行った時期があった。学校の音楽教材用唱歌にも掲載されていた。その時は、まだ幼少時だったので、もずがどういう鳥かも分からなかった。スズメ、カラス、カモメ等の童謡歌は人口に膾炙し、実物も間近に見ることが多かったが、こと「百舌鳥」に関しては、「もずが枯れ木で」の童謡歌しか思い浮かばない。

 ユーチューブやネットでしか、通常お目にかかれない珍しい鳥だ。

 驚きなのは、その獰猛さ。鷹等の猛禽類と同様、自分より大きな鳥まで襲って食すことがあるとは・・・まさに、小鳥界の頂点に立つ「王様」だ!

 「小さくても強い」とのフレーズは日本人好みの筈なのに、題材として取り上げられることがほとんどないのは、不思議だ!

 

(追記1)

 令和元年5月13日、晴れ。今日は昼以降、とても暑かった。

 モズの「はやにえ」の機能を、ついに解明!(^_-)-☆

 はやにえを食べたモズの雄は歌が上手になり、雌にモテると!(>_<)

 「モズのオスは非繁殖期が始まるまでにはやにえを作り、そのはやにえを繁殖期にほとんど食べ尽くす」。と共に、「はやにえの消費量に応じて、繁殖期におけるオスの歌の質が高くなり、その結果、オスはメスから強く好まれるようになる」と!

 結論として、貯えた「はやにえ」には、「冬の保存食」としての機能と、「歌の質を高める栄養食」としても機能しているとのこと。(^.^)/~~~

モズの『はやにえ』の機能をついに解明!―はやにえを食べたモズの雄は、歌が上手になり雌にモテる― — 大阪市立大学

 

(追記2)

  令和元年5月15日、晴れ。

 同上大阪市大・西田有佑特任講師らの「モズのはやにえ」研究発表報道記事(^_-)-☆

www3.nhk.or.jp