諦観ブログ日記

ー Que Será, Será(ケセラセラ)ー

想ひ出の名曲を辿るジェットの旅(5)~「この・・・駅で」~

お題「ひとりの時間の過ごし方」

お題「これって私だけ?」

 

 今日は曇り。台風19号の影響で非常に強い風が吹いている。

 台風19号(ハギビス)が静岡県伊豆半島に上陸したとのこと、大被害への恐れが心配である。

【速報】台風19号 静岡県に上陸 15号と同様、強い勢力(ウェザーニュース) - Yahoo!ニュース

 

はじめに

 

 昨日も、見慣れぬジェット旅客機を見た。最近は、カラフル模様ジェット機を見掛けることが多くなっている。これまでは、シンプル模様の「日本航空(JAL)&全日空(ANA)」の各ジェット機が、日本の空を飛行し見かけることが多かった。

 昔と今とで、時代の変化がもたらす国際化等の波が、航空業界に押し寄せている証拠であろう。

 

 格安航空会社Low‐ cost carrier/LCC)等による、航空業界参入への影響も大きいのであろうか?日本では、1998年9月に「スカイマーク」が羽田ー博多間で初就航してから、2000年以降には、「外資系LCC」も続々と参入し、就航させている。

 

見慣れぬ「ジェット旅客機」とは

 

 昨日見たという、見慣れない「ジェット旅客機」は次の写真(3枚)のとおり。

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 写真を見ると、機体の後部と主翼の先端部分(ウイングレット/主翼端翼)が緑色で、ロゴ・マークは、黄色のアルファベット文字を組み合わせたようになっている。機体には、航空会社名があるよう?にも見えるが、判別できない。

 果たして、どこの航空会社のジェット機なのであろう?

 

 そこで、いつものように、ネットでググって検索してみた。そうすると、格安航空会社である「春秋航空日本」(スプリングジャパン)のジェット機であることが判った。

SJO(春秋航空日本)の格安航空券、国内線予約ならエアトリ

春秋航空日本、新ブランド「SPRING」 21年度黒字化目指す

 親会社は、中国最大手のLCC「春秋航空」で、その子会社のLCCということになる。新ブランドとして「SPRING」を使用している。そうすると、尾翼のロゴ・マークは、「S」と「S」を組み合わせたということになるのか?

 

 では、その会社の航空料金について、新幹線料金との比較はどうであろう?

 この点に関し、次の記事が一例を挙げて、日本航空全日空を含めて、それらの間の料金比較をしている。

飛行機VS新幹線!東京-広島の料金、時間徹底比較! | エアトリ - トラベルコラム

 これによると、いずれの間においても、同LCC料金の方が安い。しかし、少ない運航本数、預け荷物が有料、座席間隔が狭いというデメリットを指摘している。

 確かに、一般市民にとって、短時間かつ安価な料金は大変魅力的である。しかし、中には、多少高額でも快適性を優先する人々もいよう。特に、音楽鑑賞等の旅には快適な環境を必要とする人である(えぇ~、誰のこと?)。そうすると、人それぞれということになろうか?ただ言えることに、多くの選択肢が増えたことは大変歓迎すべきことである。

 

 ところで、今回、どうしても「新幹線」の言葉を僅かでも口にしたかったのは、目的とするテーマ曲が「この・・・駅で」だからである。「春秋航空日本(スプリングジャパン)」から、どのように「」を連想して、それらをどう関連づけ、どのようなネタにするかは至極困難である(春秋航空日本/LCC新幹線在来線)。

 

 そんなこともあって、本記事にはそれらの連関性に大変苦しいところがある。しかも、レトロな曲で歌われている「駅」は新幹線の駅でなく、在来線の駅であろう。そして、それを敢えて無理やり「駅」は「駅」に違いないので、両者間にて何ら変わるところがないとし、同一視しようとしているのである。(^-^; (>_<) (*'ω'*)

 まあ~、「論文」ではなく、単なる「雑記文」なので、この点、どうかご容赦を願いたい!(^-^; 

 

この・・・駅で

 

 2011年に、石井聖子さんが歌った名曲「この・・・駅で」(作詞/大津あきら、作曲/浜圭介、編曲/若草恵。日本コロンビアからリリース)は、「駅」を曲名とする作品の中でも、とりわけ、味わい深く、しんみりとさせられる。美しいメロデイ、編曲伴奏、歌手の情感深い歌い方のいずれをとっても秀逸である。

 非常に心が癒される、名曲中の名曲であろうか。

 なお、この曲に関して、見方によっては、在来線の駅でなくても、新幹線通勤流行りの昨今から、新幹線の駅でも通用しそうな詩であると考えてもよさそうだが、苦しいだろうか?(-_-)

 なぜなら、特に、同歌詞中「混み合う駅で あなたを待ってた(^^♪のフレーズは、在来線における「駅特有の風景」と思われるからである。

https://www.youtube.com/watch?v=OjQ0qrqhxhk

この... 駅で - YouTube

 

「駅」にまつわる名曲 

 

 その他、「駅」にまつわる曲には、優れた作品が多い。次に、それらの名曲にも触れてみたい。それは、❶演歌歌手「奥村チヨ」さんが歌ってヒットした「終着駅」、❷ポップス歌手「中森明菜」さんが歌った「」、❸シャンソン歌手「奥田晶子」さんが歌った「リヨン駅」である。

 これらの名曲を聴いていると、「駅」って、かっての「小さな喫茶店」同様、日本人には、とても意義深い場所であることが肯認できようか。(^_-)-☆ 

 

 さらに付加すると、演歌歌手「井沢八郎」さんが歌って大ヒットした「あゝ上野駅」(作詞/関口義明、作曲/荒井英一。1964年リリース)もあったね!

 この曲は、当時「東北地方からの集団就職者の愛唱歌」となって、一大ブームを巻き起こしていたようか。集団就職者は、「金の卵」と言って持て囃されたらしい。

 本当かいな?いや、本当らしいよ!

若者を見捨てようとして来た、昨今の世の中」(特に、氷河期世代にあっては、とても考えられない事象が、過去に起こっていたようだ! あゝ上野駅 - YouTube

 

 まず、上記❶について、1971年に「奥村チヨ」さんが歌ってヒットした「終着駅」(作詞/千家和也、作曲/浜圭介、編曲/横内章次)は、「奥村チヨ」さんにとって、これまでのコケティシュで官能的な演歌と決別する絶好の機会であり、特別な曲であったよう。それが機縁だろうか、1974年に「終着駅」の作曲者「浜圭介」さんと結婚している。

 「おいどん」も、そのシングル・レコードを購入した。メロディは勿論、歌手の歌い方や編曲演奏が素晴らしく、歌の情感をより高めていた。思わず、歌の世界にのめりこみそうになる。いつも思うのであるが、「浜圭介」さんの作品は、第3小楽章の展開(ワビ・サビ)部分が素晴らしい。

 つまり、「一度離したら 二度とつかめない 愛という名の あたたかい心の鍵は」(^^♪のフレーズである。

https://www.youtube.com/watch?v=McrewvlR0HI

https://www.youtube.com/watch?v=XwZ3-dCrW0M

 

 さらに、上記❷について、「竹内まりや」さんが作詞・作曲した「」は、「中森明菜」さんへの提供曲とのことである。メロディは大変素晴らしく、情感たっぷりに味わえる名曲である。1986年に「中森明菜」さんの楽曲版がリリース(2002年に再録音)されたが、これに対し、「竹内まりや」さんの夫「山下達郎さんが楽曲の解釈(アレンジ)に憤怒し、その翌年に「竹内まりや」さん自身も歌ったとのことである。

 つまり、「私だけがあなたのことを愛していた(^^♪中森明菜版の解釈)のか、「あなたは私のことだけを愛していた(^^♪(作詞者本人の解釈)かの、真逆に受け取られる解釈の相違とのことである。

https://www.youtube.com/watch?v=Zvx5bEEXiiY

 

 この点、「おいどん」としては、この「駅」から窺われる詩情の点で、作詞者の解釈よりは、前者の「中森明菜版」の解釈の方が、より味わい深い情感にフィットしているように思うが・・・。

 しかし、むしろ問題はそれ以上に、「深い感銘が得られるか否か」に関する音楽表現の仕方における相違にあるように思われる。

 次のユーチューブにある「中森明菜」さんの楽曲を聴くと、名曲「駅」から醸し出される詩情が、編曲伴奏により活かされていないようであろうか。

https://www.youtube.com/watch?v=b8zV7Tl7tgk

https://www.youtube.com/watch?v=4TJ22af73gc、

 

 確かに、両者を比較すると、編曲伴奏は「竹内まりや」さんの方がまだマシであり、「中森明菜」さんのはあまり良くない。だいいち、「中森明菜」さんの歌う声が伴奏でかき消されているばかりでなく、詩情がまるで感じられない編曲伴奏となっているのである。この点につき、「山下達郎」さんが怒っているのであれば、怒るのも無理がないと言える。

 しかし、「竹内まりや」さんの歌い方についても、あまりにも「カラっと」していて、詩が醸し出す「せつなさ感」が十分に伝わってこないような気がする(この点、人それぞれの好みがあろう)。

 次のユーチューブ曲は、おそらく、「中森明菜」さんの2002年再録音版だろうと思うが、むしろ、こちらの方こそ、とても良い。編曲伴奏は格段に良くなっている。それでも、まだまだ多少物足りなさがある。

https://www.youtube.com/watch?v=ZMmHBtc60-E

 編曲伴奏は、次の「リチャード・クレーマン」の演奏の方が絶品であろう。

   また、「ジェットストリーム」にとっても、最適な曲である。

https://www.youtube.com/watch?v=hgXxIp4IGds

 

 最後に、上記❸について、作詞・作曲は、フランスのシンガーソング・ライター「バルバラ」である。1964年に「バルバラ」が歌っている、次のユーチューブがある。名曲なのに、ピアノ伴奏や歌い方が淡々としている。録音も古いせいか、少し、物足りない。

Gare du Lyon -Barbara- Subtitulada - YouTube

 この点、「奥田晶子」さんの歌い方(訳詞/矢田部道一)や伴奏の方が良いようか。

https://www.youtube.com/watch?v=QeBNnM8w1EM

 

おわりに

 

 見慣れぬ「ジェット旅客機」を見たことから始まって、「この・・・駅で」を中心に据えた「駅」にまつわる名曲のことを記事にしたいと考えた。しかし、中心となるべきその名曲の論述が少なく、かつ、「春秋航空日本/LCC⇨新幹線⇨在来線⇨駅」へと至る連関性がぼやけてしまって、雑記文そのものになってしまった。

 

 元来、「この・・・駅で」を核心テーマ曲にしたいのであるなら、その記事を数多く書かなければ、論述にはならない。しかし、それをするには知識不足であり、さらに又、これまで見たこともなく、昨日初めて見た「ジェット機」に絡めて「この・・・駅で」へと繋げる論述記事にすること自体、そもそも無理なようであった。(^-^;

 

 この点につき、「論文」を書こうとしているわけではないので、どうか、ご容赦願いたいものである!

 アチャ~、残念無念!(*'ω'*)