今日は快晴。
- ポップス等の名曲厳選
- 1 しあわせの朝(Early In The Morning)
- 2 雨(Un po‘di piu)
- 3 愛遥かに(Da troppo tempo)
- 4 赤い風船(les balloos rouges)
- 5 ガラスの部屋(QUE VEUT CETTE MUSIQUE STASERA)
ポップス等の名曲厳選
最近、心に潤いを求めるため、昔のポップス、シャンソン、カンツオーネ等から特に素晴らしいと思われる名曲探しに余念がない。かってラジオ等から流れていたのを聴いたことはあるものの、特別に追っかけをしたということでない。
今振り返ってみると、過去、聴いたことのないような素晴らしい名曲があったのかと思われるものに夢中になっている。昨今は、それら収集へのマイブームとなっている。
そして、収集したCDアルバムとユーチューブから、以下のとおり、厳選し、特に競作等から得られる雑感をまじえて、これらが何故、心の琴線に触れるのかを少し考えて見たい。
1 しあわせの朝(Early In The Morning)
作詞・作曲は、マイク・リーンダ―、エディ・シーゴである。直訳すると、「朝早くに」となる。
❶ヴァニィティ・フェア(オリジナル曲・1969年)。彼等、英国グループバンドのYou Tube上の評価は極めて高い。
しあわせの朝/ヴァニティ・フェア Early In The Morning/Vanity Fare - YouTube
❷クリフ・リチャード(カヴァー曲・1969年)。彼は、英国のプレスリーの異名を持つ。
しあわせの朝/クリフ・リチャード Early In The Morning/Cliff Richard - YouTube
(雑感)
上記❷の方に、より内面的な感動を覚える。なぜなら、歌い手の声の抑揚により、曲への感情移入がより良く見られるから。また、バックコーラスや編曲も、作詞に、よりマッチしているように思える。
上記❶のYou Tube上での評価が極めて高いのは、音楽への価値の受止め方が、人それぞれなのであろう。それは、❶の方がより楽しく、お道化た部分もあるからなのであろうか?
2 雨(Un po‘di piu)
確かに、ジリオラ・チンクエッティ(略称・ジリチン)の歌った、次のカンツオーネ「雨(La pioggia)」(1969年、イタリアのサンレモ音楽祭6位入賞曲)の方が有名であろう。心が浮き浮きする楽しい曲ではある。
雨 [日本語訳付き] ジリオラ・チンクエッティ - YouTube
しかし、ジリチンの「雨」ではなく、作詞・作曲、セルジオ・バルドッティ、シェル・シャピロの「雨」(Un po‘di piu。訳詞直村恵子)の方に、名曲としての価値を見出している。なぜなら、わび部分のメロディが素晴らしく、心に感動を与えてくれるから。
なお、日本語の直訳は「もう少し」である。日本の曲名からは想像ができない。
雨 & 涙 【ふたりの愛は】 UN PO'DI PIU (ミーナ MINA & パッティ・ブラヴ | simachyanのブログ
❶ミーナ(イタリア人。3大プリマドンナの一人)。1979年、カヴァー曲。
なお、この曲は、パティ・プラヴォーが、最初に歌ってヒットしたものである。
Mina - Un po' di piú - YouTube
❷日本人シャンソン歌手もユーチュブ上で数多く歌っているが、次の岡田忠彦さんの歌い方に大変共感が持てる。
(雑感)
ミーナに勝る歌い方をしている歌手はお目にかかったことがない。七色の声を如何なく発揮しており、素晴らしいの一言に尽きる。歌い方が変幻自在なのである。確かに、プリマドンナである。
3 愛遥かに(Da troppo tempo)
作詞アルベッテリー、作曲コロネロ(1973年)、訳詞は荒井基裕さんである。日本語の直訳は、「もうずっと前から」で、日本の曲名と違う。同年、サンレモ3位入賞曲である。優勝しても不思議ではないくらいに素晴らしい。かって、歌手「布施明」さんも大絶賛していたぐらいだから。
「愛遥かに」Da troppo tempo(聴き比べ) - ホモファーベル庵日誌
愛遥かに DA TROPPO TEMPO (ミルヴァ MILVA) カンツォーネ / 訳詞初稿 Sima ( ミュージシャン ) - シャンソン・訳詞 : Sima World - Yahoo!ブログ
❶ミルバ(イタリア人。3大プリマドンナの一人)の歌のうまさは抜群。最後の部分は、秋元さんらが歌ったように編曲して、繰り返していれば、文句なしだったのに、惜しまれる気もする。どうしても作曲家の譜面どおり、忠実に歌わざるを得ないのだろうか?
Milva - Da troppo tempo - YouTube
❷日本人女性シャンソン歌手の代表格ともいえる、秋元順子さんらの次の歌い方は、素晴らしい。
愛遥かに DA TROPPO TEMPO 岸 洋子 Yoko Kishi - YouTube
Junko AKIMOTO sings Da Troppo Tempo (愛遥かに) - YouTube
(雑感)
「愛遥かに」という曲は、最も秀逸であると思っている。
上記歌手らも、感銘を覚える素晴らしい歌い方をしており、何度聴いても飽きない。
4 赤い風船(les balloos rouges)
この曲は、浅田美代子さんが歌った「赤い風船」(作詞安井かずみ、作曲筒美京平、1973年)でなく、赤い風船 浅田美代子画質悪 - YouTube
また、加藤登紀子さんが歌った「赤い風船」でもない。加藤登紀子 赤い風船 - YouTube
それは、作詞セルジュ・ラマ、作曲ジルベルト(1967年)の「赤い風船」である。朝倉ノニーの<歌物語> | 赤い風船Les ballons rouges
❶セルジュ・ラマが歌う「赤い風船(les balloos rouges)」には、しみじみとする。
Serge Lama, les ballons rouges - YouTube
Daniel Guichard - Les ballons rouges (Serge Lama) - YouTube
❷岡田忠彦さんは、「我が心の赤い風船」として歌っている。
味わい深い歌い方である。
(雑感)
岡田忠彦さんが歌う「我が心の赤い風船」の詩の方が、本家本元である「ラマ」の詩より感動をひどく覚えるような気がする。物語が鮮明であるから。
5 ガラスの部屋(QUE VEUT CETTE MUSIQUE STASERA)
作詞ムロロ、作曲アメンドラ、訳詞佐藤秀文さんの、映画主題歌(1970年)である。
お笑い芸人(一発屋芸人)「ヒロシ」です!の自虐ネタ背景メロディとして使用されれ、日本で、より有名になった曲である。
なかなか、味のあるメロデイであろうか。ガリアルディの伸びのある声に魅せられよう。
❶ペピーノ・ガリアルディ(イタリアの歌手)が歌っている曲で、透明感がある。
❷岸洋子さんは日本語で歌っている。編曲が今一なのか、少し物足りないよう。
ガラスの部屋Che Vuole Questa Musica Stasera Yoko Kishi岸洋子 - YouTube
(雑感)
上記1~4の各曲と比べて、特に単調なメロディの繰返しが目立つようか。どちらかと言えば、BGM向きなのであろう。「ヒロシです」のバックグランドミュージックとしては最適ではある。ヒロシの自虐ネタにはぴったしの曲であった。ひょっとすると、この曲がなかったら、あれほどの超人気にならなかったかも知れない。(^_-)-☆